2024/02/17

9割が答えに詰まる日本史の裏面

 【書 名】9割が答えに詰まる日本史の裏面
 【著 者】歴史の謎研究会
 【発行所】青春文庫
 【発行日】2023/12/20
 【ISBN 】978-4-413-29841-4
 【価 格】980円

■和同開珎
和銅元年(708)5月に銀銭が作られ8月に銅銭が作られます。翌年8月に銀銭が廃止されたため、和同開珎は銅銭というイメージになりました。

■千利休
田中という名前でしたが父の田中千阿弥から千をとって姓にしていました。幼名が田中与四郎だったので千与四郎とも呼ばれていました。仏門に入った時に宗易という法号から千宗
易と名乗ります。利休は朝廷から与えられた居士号で、茶会で宮中に入るために臨時につけられた名前です。

■オランダ風説書
フランス革命のあと、オランダはフランスに占領されてしまいオランダ風説書には記載されていません。いつも「オランダ本国は平穏なり」と記載されている文章がありませんでした。

■島流し
渡世勝手次第-自分で仕事をみつけて生計を立てなければならず手に職がないと食うた食わずの暮らしになります。

■西郷隆盛
西郷に連絡がとれない時に正三位をもらう時に名前が必要です。友人に聞くと西郷隆盛と答えましたが、父親の名前でした。しかし政府が交付してしまったので西郷隆盛になりました。

■橘耕斎
幕末、日本地図などを中国語通訳にわたしていたところ幕府にみつかりロシア船で逃げたところクリミア戦争に巻き込まれてイギリスへ。ロンドンで2年過ごしロシアにわたり20年ほどたったところへ岩倉具視使節団がやってきて面倒をみます。この後、日本へ戻りました。

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2024/02/09

15の街道からよむ日本史

 【書 名】15の街道からよむ日本史
 【著 者】安藤優一郎
 【発行所】日経ビジネス人文庫
 【発行日】2023/12/01
 【ISBN 】978-4-296-11743-7
 【価 格】900円

■奥の細道
芭蕉とともに旅をした曾良は信濃上諏訪生まれで伯母の縁で伊勢長島藩に仕官します。河合惣五郎の名前で10年ほどを藩士として過ごします。江戸に出て芭蕉の門下生になります。「曾良旅日記」を残しましたので「奥の細道」の創作部分などが分かるようになります。

■寛永寺
東の比叡山として山号は東叡山にし、延暦寺が延暦の元号からとったように寛永の元号からとりました。

■運送業・中馬
農民の片手間仕事だったのが荷物が増えるとともに専業になっていきます。問屋場を通さず荷主との直契約です。名古屋・松本間を中馬が運んだ荷物は1万4943駄(宝暦末年)で80%が伊奈街道を通りました。

■問屋場
飛脚-継飛脚と呼ばれ公文書をリレー形式で届ける仕組み(低額)
御定運賃-公的荷物(低額)
相対運賃-私的荷物(御定運賃の倍が相場)-中間という中抜き業者が出てきてしまいトラブルに

■伊勢参り
日永の追分で東海道から分かれ参宮街道へ
津(江戸橋駅付近)ー参宮街道に関からの伊勢別街道が合流
月本の追分(六軒駅付近)-参宮街道に伊賀上野からの伊賀街道が合流
六軒茶屋-参宮街道に初瀬街道が合流
中川原(宮川の渡しを降りたところ)-伊勢本街道が合流

→ 15の街道からよむ日本史

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2024/02/03

磯田道史と日本史を語ろう

 【書 名】磯田道史と日本史を語ろう
 【著 者】磯田道史
 【発行所】文春新書
 【発行日】2024/01/20
 【ISBN 】978-4-16-661438-7
 【価 格】900円

■武田信玄
家康が旧武田領に進駐すると人を煎り殺す釜を発見し、一罰百戒になると家康は考えましたが家臣の本田作左衛門が恐怖で人を治めても長続きしないと諭した逸話があります。家康は軍事を信玄に学び治世は北条を見習いました。

■赤穂浪士
大石内蔵助は詳細な会計報告を残し、また吉良邸の外に医者を待機させて、簡易救護所まで作っていました。

■将の条件 鈴木正三(禅僧で元は三河武士)
・先見の明がある
・時代の流れが的確に読める
・人の心をつかむことができる
・気遣いができて人徳がある
・自己の属している共同体、組織全体について構想をもっている
・大所高所から全体が見渡せる力量をもっている
・上に立つにふさわしい言葉づかいと態度が保てる

■信長の死生観
信玄が信長の故郷近くの僧に信長の人となりを尋ねる一説が信長公記にでてきます
「しのび草には何をしよぞ、一定kたりをこすよの」
自分が死後、何をやったといって語られるかを意識していました。実に長い人生観をもっていました。

■梅毒
鉄砲伝来より30年以上も前、1510年代に日本に入ります。朝鮮出兵の影響が大きく、肥前病とも呼ばれています。

→ 磯田道史と日本史を語ろう

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2024/01/06

愛憎の日本史

 【書 名】愛憎の日本史
 【著 者】本郷和人
 【発行所】扶桑社新書
 【発行日】2023/01/01
 【ISBN 】978-4-594-09583-3
 【価 格】880円

■宇佐八幡宮
もともとは宇佐市の土着の神様です。神主集団が機を見るに敏な人々で、聖武天皇が大仏を作る時に手伝ったのが宇佐八幡宮で、東大寺の鎮守として手向山八幡宮が建てられます。道鏡事件でも活躍し、平城京から平安京に遷都した時に裏鬼門に石清水八幡宮が建立されます。伊勢神宮についで朝廷では重んじられました。三番目が賀茂社になります。

■内侍所
天皇に侍る女官で、内侍が所属する内侍所に置かれていたのが八咫鏡です。女性の力で守護できると考えていたようです。八咫鏡は別名が内侍所になります。

→ 愛憎の日本史

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2023/12/16

日本史の謎は地形で解ける 日本人の起源篇

 【書 名】日本史の謎は地形で解ける 日本人の起源篇
 【著 者】竹村公太郎
 【発行所】PHP文庫
 【発行日】2023/12/15
 【ISBN 】978-4-569-90370-5
 【価 格】840円


■日本語の特徴
発生音数  120個前後 英語は2000語ほど、中国語は数えきれない
語彙数 30,000語に対して英語は5,000語程度


イギリスーイングランド語、スコットランド語、ウェ-ルズ語、アイルランド語がひしめきあっているが日本は同じ文字、同じ言葉を話していました。


■直立二足歩行
四足歩行は安定しているために流産の危険が少ない 可能な限り胎内で大きくなり生まれた瞬間から立てるようになります。
外敵から逃げるたびに胎児が重力によって大地に落ちる流産の危機があるため産道を狭くして流産の危険を避けるように進化
水中での出産では重力が小さくなり、生まれた赤ちゃんは水中で動くことができます
→ アフリカの大地溝帯で人類が誕生 大きな湖がたくさんあり外敵が少なかった。水域での生活から直立する姿勢をとるようになります。
  また皮下脂肪をつけて体毛をなくすようになります。


■ピラミッド
ナイル川の巨大デルタを作るために、西岸の砂漠からの流入をとめるための「からみ」。ピラミッド周辺に上流からの盛り土がたまり堤防ができあがることになります。三大ピラミッドは台地の上に作られた灯台になります。

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2023/10/29

武士の起源を解きあかす

 【書 名】武士の起源を解きあかす
 【著 者】桃崎有一郎
 【発行所】ちくま新書
 【発行日】2018/11/10
 【ISBN 】978-4-480-07178-1
 【価 格】980円


■賀茂祭の騎射
飛鳥時代 698年-賀茂祭の人々が群衆して騎射するのを朝廷が禁止
     702年-山背国の住人に限って許可


■身分制度
貴ー公卿とよばれる三位以上
通貴(つうき)ー四位、五位
士ー六位以下


桓武帝の時代に徴兵制がなくなり弓騎を募集するようになる


御家人ー世襲可能な所領があり維持できる
官僚-蔭位の制があるが一位の嫡子でもスタートは従五位下からスタートで、簡単に没落する社会→世襲可能な所領を手に入れる→武士団へ


■臣籍降下(財政再建)
桓武帝の子供は32人もいて歳費削減のために平氏、源氏へ臣籍降下させ、嵯峨天皇以降は皇子の一定数を臣籍降下させるようになります


■都の名前を氏名に
近江大津宮ー淡海氏
飛鳥浄御原宮-清原氏
長岡京ー長岡氏
平安京-平


■東(あずま)
東国を「あずま」と呼ぶのは都から見て「あちら側の端(つま)」から反対に西の果ては「そちら側の端」で薩摩。


■藤原秀郷
将門の乱など以前は朝廷や国衙に敵対する無法者というのが実態。秀郷の曽祖父が蝦夷と交流することで武芸を教えてもらうようになった。藤原氏には中臣鎌足が中大兄皇子を助け、蘇我入鹿を殺した武力が原点という意識があった。


■河内国高安郡
八戸史姓→常澄宿禰姓→高安宿禰
大化の改新を機に高安郡に土着した帰化人の豪族だったようで高安を本貫にして安芸や常陸の下級国司となる。


■滝口の武士
清涼殿の北東に小さな滝になるような段差があり、そこの清涼殿への出入り口があったので滝口と呼ばれた。滝口の武士は官職ではなく群盗から天皇を守る親衛隊で「物部氏永の乱」がきっかけ。

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2023/10/27

日本三大幕府を解剖する

 【書 名】日本三大幕府を解剖する
 【著 者】河合敦
 【発行所】朝日新書
 【発行日】2023/10/30
 【ISBN 】978-4-02-295236-3
 【価 格】910円


■下地中分
荘園領主と地頭との紛争で解決しない場合は荘園を思い切って折半し、そのかわりに荘園領主の荘園には地頭は一切手を出さない約束にした。これで地頭の立場が荘園領主と同じとなり地頭の土地は武家地となり荘園領主の土地は本所一円地と呼ばれるようになる。


■鎌倉
北条氏や幕府官僚など住んでいたのは一部だけで多くの御家人は常駐せず、屋敷には給人(代官)をおいていました。また屋敷地の一部は民衆に貸し出していました。京都の貴族や僧侶もかなり多く住んでいました。


■御成敗式目
女性の相続権を認めている。順次、項目が追加され、これが式目追加と呼ばれました。


■南北朝の戦い
鎌倉時代後期になると武士の分割相続は認められず嫡子がすべてを相続することになります。朝廷が南北の2つに分かれているので惣領争いで長男が北朝につけば次男が南朝を味方につけることになり、南北朝の戦いが長引くことになります。


■足利義尚の近江遠征
母親の日野富子が近江に領地をもっており舟木関をもうけ毎月60貫文の収入があったが、六角氏が横領するようになり近江遠征に踏み切っったという説もあります。


■大奥
江戸城には本丸、西の丸、二の丸それぞれに大奥があり、西の丸には将軍の後継ぎとその妻子、大御所と妻子が住んでいました。二の丸は将軍の生母、前将軍の正妻や側室などが生活していました。


■年貢
村全体にかける村請制で四公六民から五公五民だったが他にも小物成、高掛物という雑税や夫役(労働税)もあった。


■飛脚
幕府専用の継飛脚は通常2人で書状や荷物を運んだ。無刻(超特急便)は江戸ー京都の間を60時間ほどで走り抜けました。

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2023/09/03

まるわかり日本史

 【書 名】まるわかり日本史
 【著 者】相澤理
 【発行所】文春新書
 【発行日】2023/08/20
 【ISBN 】978-4-16-661420-2
 【価 格】900円


■遣隋使
600年に第一回を送るが隋書にはあって日本書紀に記載がない
607年に小野妹子が「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」という書を煬帝に渡します。隋が高句麗と交戦中というタイミングでした。翌608年には裴世清を答礼使として送ってきます。


■桓武天皇
国司の交替時に解由状(引渡状)を検査する勘解由使をおき、国司の不正に対処
格式ー格が律令を補正・改正した法令、式が律令の施行細則


■土地政策
三世一身の法、墾田永年私財法は土地の私有化ではなく班田制の不備を補い、墾田の掌握を可能という評価に変わっています。墾田永年私財法は政府の掌握する田地を墾田にまで拡大することで土地支配の強化をはかる積極的な政策であった。


国司ー制度改革でノルマ制になりノルマを達成すれば私腹をこやしてもよいになってしまいます。


■武士の登用
上皇は先例にとらわれないため武士を登用し上皇と結びついたのが桓武平氏です。


■末期養子の禁
家康~家光 改易が105で46が継嗣がないことによる御家断絶 由井正雪の乱が発生し方針転換をしていきます


■南鐐二朱銀
田沼意次が作った金貨は壱両と刻まれた日本初の計数貨幣でした。それまでは1枚づつ数えるしかありません。
銀遣いの大坂、金遣いの江戸で二分されており田沼意次は基軸貨幣を作ることになります。南鐐二朱銀で朱という金貨の単位が与えられた計数貨幣として発行。

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2023/07/26

考古学者が発掘調査をしていたら怖い目にあった話

 【書 名】考古学者が発掘調査をしていたら怖い目にあった話
 【著 者】大城道則、角道亮介、芝田浩一郎
 【発行所】ポプラ社
 【発行日】2023/07/06
 【ISBN 】978-4-591-17203-2
 【価 格】1600円


エジプト、中国、ペルーで発掘調査する考古学者が遭遇した体験をまとめた一冊。


■ローカルフーズ
作業員や博物館職員のお宅へ招待されて歓待される時がありますが、エジプトでもリビアでも「日本人は私たちと一緒に食事をしてくれる」という言葉。欧米人は悪意はないが、そんなことはしないそうで、現地作業員と別のスペースで食事をするなどの行動をするそうである。


■ペルー
ペルーで発掘しようと思えば文化省に申請が必要でオンラインは不可。現地に渡航して申請するか現地の考古学者に委任するしかありません。次に発掘計画書が必要で、これが少なくても数十ページ必要で、大概は再提出を何度も繰り返さないといけないそうです。ペルーの考古学者は学術発掘して論文を書いて大学教員などを目指すことになりますがポストは少なく日本と同様に非常勤講師で成り立っているのが実態。もう一つは開発などの緊急発掘調査で調査発行書を書く仕事で、これで論文を書く学者も多いそうです。外国人の場合はペルーに敬意を払って仕事をする必要がありますが、英語で押し通すような発掘をすると失望されます。自分を日本人の代表と考えて行動しないと、後に続く考古学者に迷惑をかけてしまいます。

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2023/07/22

恋愛の日本史

 【書 名】恋愛の日本史
 【著 者】本郷和人
 【発行所】宝島社新書
 【発行日】2023/07/24
 【ISBN 】978-4-299-04297-2
 【価 格】900円


■紫式部
父親である藤原為時の官職が式部、源氏物語の紫の上の紫を付け足したもので本当の名前は分かっていません。和泉式部も同様で夫が赴任したのが和泉でした。


■源氏物語
光源氏ー政所(上流貴族が自分の財産を維持する機関)を持っていて財産がありました。関係をもった女性をちゃんと手当しています。


■宮中の役職
長官、次官、判官、主典ー4つのランクに分けられた四等官制 どんな役職でもNo1~No4までが存在しています。


■藤原道真は糖尿病
「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」の頃は目が見えなくなっていたようです。


黒田官兵衛は梅毒ではなかったかという説があり、頭巾をかぶったのは梅毒の腫物を隠すためだったようです。治療のために水銀を使っていたようです。梅毒は戦国時代に外国から日本に入ってきました。

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