【書 名】日本史の極意
【著 者】出口治明
【発行所】SB新書
【発行日】2026/02/15
【ISBN 】978-4-8156-3810-8
【価 格】1050円
■元寇
元から国書が何回か届きましたが北条氏は無視。1271年、高句麗から援軍要請「三別抄の牒状」が届きますが、こちらも無視します。1273年、高麗は元の属国になりました。
■英国との不平等条約の改正
1894年、陸奥宗光が関税自主権の一部と領事裁判権を撤廃しました。大英帝国と関係を結べば清に味方しなくなると考えがありました。これで日本は日清戦争に突入します。大英帝国としてはロシアと東アジアで代理戦争をしてくれる国を求めていました。
■日露戦争
小村寿太郎が帰国した時、政府からマスコミを通じて勝っていると言われていた民衆は賠償金がとれないと大騒ぎになります。仲介したルーズベルト大統領は有利な条約をあっせんしたのに逆恨みし、満州の利権はひとりじめするし、日本はとんでもない国だと、ここらあたりからアメリカとの関係がダメになります。
経線思考-最初は小さな誇張や歪曲で、繰り返すうちに現実との乖離がどんどん大きくなり、もはや後戻りできなくなってしまう状態
■すぐれたリーダー
現状を正確に把握します。解決すべき課題を特定し、その課題を解決するための具体的な道筋を複数の選択肢の中から選びます。実行過程においては数字、ファクト、ロジックを重視した意思決定を下します。部下には明確なビジョンと行動指針を示し、組織のパフォーマンスを最大化します。
■日本
持統天皇が遣唐使を派遣し、武則天には「日本」という国号を使用しています。
乙巳の変-642年、高句麗で強硬派の将軍である淵蓋蘇文がクーデターを起こし、唐への従属派だった国王などを殺害し、643年、高句麗と百済が麗済同盟を結びます。日本にとって衝撃な出来事で乙巳の変の背景になります。
■岩倉使節団
1871年から1年半まわります。海外でリアリズムを学び国論が統一されました。国力(GDP)の順位で各国をまわりアメリカ 7ケ月、大英帝国 4ケ月、フランス 2ケ月、ドイツ 1ケ月、ロシア 2週間
開国-アメリカは中国との交易を狙っていましたが大西洋横断ルートはイギリスよりも距離が遠くなるため太平洋横断ルートの開拓を目指していました。日本を中継地として利用したかったようです。ヨーロッパではクリミア戦争が起き、南アフリカでボーア戦争が起きたためヨーロッパ諸国は日本に手を出している暇がありませんでした。
■戦後
アメリカの戦後戦略は蒋介石とともにソ連を封じ込めることでした。ところが毛沢東におわれて蒋介石は台湾に移動します。アテがはずれたアメリカがソ連や中国に対抗する国を考えると日本しかありませんでした。
■宗門改
キリシタン対策で檀家制度で住民を寺にしばりつけ、毎年、キリシタンでないことを寺に報告させました。その代わり、住民の冠婚葬祭を寺が行うことになります。信者を増やす努力をしなくてもすみ、日本の寺は葬式仏教になってしまいます。
■鎖国の理由
軍事バランスの維持が動機という見方があり、海外と交易をして藩が儲けると幕府の軍事力と拮抗することになります。
日本の銀が魅力でしたが採掘量が減ったところで鎖国したので諸外国からの干渉はありませんでした。明は茶、絹、陶磁器といった世界で売れる商品があったので鎖国がうまくいかず、北虜南倭(北のモンゴル、南の倭寇)から脅かされます。
■荘園整理令
摂関政治が終わったあと、後三条天皇が荘園整理令を出します。1045年以前から存在する荘園でも券契(証拠文章)が存在しないものは停止します。藤原氏の荘園の1/3を公地にします。
■源平
源氏-北魏の政治家だった源賀に由来
平氏-平安京の平が由来
■労働生産性
総人口にしめる博士号保有者割合と正比例します。また25歳以上に大学生比率は1.7%で、先進国では20%を超えています。大学は本来、勉強したい時にいくところです。
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