2018/10/27

地図と地形で楽しむ大阪淀川歴史散歩

 【書 名】地図と地形で楽しむ大阪淀川歴史散歩
 【著 者】都市研究会
 【発行所】洋泉社
 【発行日】2018/10/19
 【ISBN 】978-4-8003-1539-7
 【価 格】950円

淀川水系をテーマとした一冊です。仁徳天皇が手掛けた大治水工事の一つが茨田堤で淀川沿いに堤防を築きました。堤根神社の土塁がこの時の名残と伝わっています。もう一つの工事が難波の堀江で現在の大川ではないかと言われていますが長堀川という説もあります。古代から治水には苦労した暴れ川でした。

奈良時代には瀬戸内海への水運を確保するために淀川から安威川へ抜ける運河が作られます。神崎川ですが現在の流路と違って摂津の江口から分かれていました。造ったのは和気清麻呂です。

豊臣秀吉が行った治水工事が文禄堤で京阪・守口市駅近くに700メートルほど残っています。工事をしたのは毛利一族で枚方から大阪まで27kmにわたる大工事でした。

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2018/08/02

大阪高低差地形散歩広域編

 【書 名】大阪高低差地形散歩広域編
 【著 者】新之介
 【発行所】洋泉社
 【発行日】2017/09/19
 【ISBN 】978-4-8003-1289-1
 【価 格】2,200円

紹介されているのは豊中、箕面、茨木、交野、古市、二上山、神崎川・守口、尼崎、枚方、高槻・富田、大山崎、池田、岸和田・貝塚、富田林が紹介されています。

古代、京都や奈良は古大阪湾とつながっていましたが生駒山地、六甲山地の隆起により古京都湾、古奈良湾は消滅していきます。

■花園
大和川の付け替えが行われましたが河内花園駅近くまで流れてきた玉櫛川がこのあたりで吉田川と菱江川に大きく分かれていました。この吉田川の痕跡が花園商店街のカーブとして残っていて、そのままラグビー場の方につながっているそうです。

■尼崎
弥生時代の海岸線は現在のはるか北でJR東海道線の北にありました。名神高速の南側が微高地になっていて、ここが当時の砂州跡。尾浜という地名も残っています。尼崎には時代によって三列の砂州列があり2つ目の列には難波熊野神社、熊野八幡神社などが砂州列沿いに並びます。


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2018/05/16

阪堺電車 177号の追憶

 【書 名】阪堺電車 177号の追憶
 【著 者】山本 巧次
 【発行所】ハヤカワ文庫
 【発行日】2017/09/20
 【ISBN 】978-4-15-031296-1
 【価 格】640円

大阪と堺を結ぶ路面電車をテーマに昭和8年から平成29年までの物語がつづられていますが、これが物語通しがうまくつながって、しかも毎回ちょっとした、どんでん返しがあって楽しめる一冊です。

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2016/11/12

さいごの色街 飛田

 【書 名】さいごの色街 飛田
 【著 者】井上理津子
 【発行所】新潮文庫
 【発行日】2015/02/01
 【ISBN 】978-4-10-126391-5
 【価 格】710円

天王寺の近くに鯛よし百番という料亭です。料亭といいながらリーズナブルな料金で利用できますが、驚くのが大正建築美術の豪華絢爛な装飾の数々。2000年に国の登録有形文化財になっていますが、もともとは遊郭です。鯛よし百番近くに拡がるのが飛田という色街。こんなところが日本にあるんだとカルチャーショック受ける町でもありますが、中はどうなっているのか等、分からないことばかり。12年の取材、しかも女性が書いたルポルタージュです。良い悪いではなく現実の飛田が書かれています。


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2016/10/27

関西人の正体

 【書 名】関西人の正体
 【著 者】井上 章一
 【発行所】朝日文庫
 【発行日】2016/7/30
 【ISBN 】978-4-02-261865-8
 【価 格】640円

ベストセラー「京都ぎらい」の著者ですが、書き出しの1行目に「私は、京都に生まれ、京都に育った。今も京都に住んでいる。」と書いてあります。著者もあとがきに書いていますが21世紀のはじめ頃までは京都人と自覚していたようです。おもしろい関西人論で、嵯峨や宇治は京都人じゃないと言われる「京都ぎらい」につながる話も掲載されています。

■風俗発祥の地「大阪」
大阪と言うと猥雑なイメージですが、日本最初のノーパン喫茶は京都生まれです。上賀茂にジャーニーという名前の喫茶店ができ、学生の間で有名になりました。著者もけっこう行っていたようで、やがて全国に同じようなモデルの店ができていきます。今やそんな歴史は忘れ去れ助平というと大阪が通り相場で、ノーパン喫茶も大阪発祥と思われています。


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2016/09/24

とっぴんぱらりの風太郎(下)

 【書 名】とっぴんぱらりの風太郎(下)
 【著 者】万城目学
 【発行所】文春文庫
 【発行日】2016/09/10
 【ISBN 】978-4-16-790690-0
 【価 格】690円

いよいよ大坂城・夏の陣をむかえ、豊臣家の最後に巻き込まれる風太郎ですが、壮絶なラストシーンへと続きます。大坂の陣をテーマにしているので「プリンセス・トヨトミ」につながるのかなと思ったのですが、そちらの複線はありませんでした。


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2016/09/22

とっぴんぱらりの風太郎(上)

 【書 名】とっぴんぱらりの風太郎(上)
 【著 者】万城目学
 【発行所】文春文庫
 【発行日】2016/09/10
 【ISBN 】978-4-16-790689-4
 【価 格】720円

伊賀忍者ながら建設中の伊賀上野城を傷つけたために藤堂高虎の逆鱗に触れてお役御免のニート状態に。紆余曲折があり大坂の陣に巻き込まれていますが、戦場となった村や真田丸攻めでの悲惨な状況なども的確に表現されていて、なかなか面白い作品です。


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2016/03/11

大阪を古地図で歩く本

 【書 名】大阪を古地図で歩く本
 【著 者】ロム・インターナショナル
 【発行所】KAWADE夢文庫
 【発行日】2016/03/01
 【ISBN 】978-4-309-49938-3
 【価 格】680円

■道修町
薬の町である道修町ですが、もともとは徳川吉宗にちなみます。大阪を訪れた吉宗が病気になった時に服用したのが道修町の薬。そこで道修町にあった124軒の薬問屋を株仲間として特別な免許を与えたことから全国に知られるようになりました。

■土佐藩邸
各藩の藩邸は米をさばくため堂島や中之島に多くありましたが、土佐藩邸だけは離れた立売堀にありました。大坂の陣で壊滅状態になった大坂の復興で材木が必要になります。土佐藩は土佐の材木をせっせと大坂へ送ります。当時、材木市場があったのが立売堀だったため、土佐藩邸も立売堀にありました。材木市場のセリは土佐藩の材木からはじめるのが慣例になったそうです。


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2015/09/05

大阪地名の由来を歩く

 【書 名】大阪地名の由来を歩く
 【著 者】若一 光司
 【発行所】ワニ文庫
 【発行日】2015/03/05
 【ISBN 】978-4-584-39364-2
 【価 格】759円

大阪のいろいろな地名がどう生まれたかを解説しています。
【立売堀(いたちぼり)】
大阪の難読地名の一つですが、もともとは大坂の陣で伊達軍が堀を掘ったので伊達堀(だてぼり)と呼んでいたところ字の通りに伊達掘(いたちぼり)となったようです。やがて材木市場となり、貯木場での売買交渉が立売(たちうり)だったので、これが立売堀になったという説があるそうです。

大坂城や城下町の再建のためにたくさんの材木が必要となった時に、幕府に願い出て材木市場を開いたのが土佐藩。他の藩が中之島周辺に蔵屋敷を作りましたが、土佐藩は蔵屋敷を立売堀につくりました。蔵屋敷にあった鎮守社はいまも残っており、これが土佐稲荷神社。明治になってから蔵屋敷を岩崎弥太郎が譲り受け、三菱の発祥地になったところです。

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2015/07/20

ジュニア版甚兵衛と大和川

 【書 名】ジュニア版甚兵衛と大和川
 【著 者】中 九兵衛
 【発行所】大和川市民ネットワーク
 【発行日】2007/07/07
 【ISBN 】978-4-9908043-0-5
 【価 格】1000円

大阪から電車に乗って大和川を超えると、大阪を出て堺へ来たという感じになりますが、江戸時代の将軍綱吉の時代まで大和川は北に流れていました。それを堺の北部へ付替えしたのですが、中心となったのが中甚兵衛。天井川となって氾濫を起こす大和川の付替えを19歳の時に幕府に願いでますが、付替えられる村々の反対運動もあって頓挫。改修工事などが行われますが抜本的解決にならず、洪水がたび重なります。65歳になった時に付替えを反対に幕府が言いだし、実現し現在の姿となりました。


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