2023/07/02

書く仕事のはじめ方・稼ぎ方・続け方

 【書 名】書く仕事のはじめ方・稼ぎ方・続け方
 【著 者】藤木俊明
 【発行所】同文館出版
 【発行日】2023/06/29
 【ISBN 】978-4-495-54140-8
 【価 格】1600円


■書ける人の条件
・経済活動の一環として書くことをしっかり認識している人
・依頼された内容をよく理解し、どんな原稿を書けばいいのかイメージできる人
・基本的に文章を書くことが好きで、書くことで食べていきたいと願っている人


■仕事が来る人の条件
・締め切りを守る人
・自己管理ができる人
・精神的に安定している人
・コミュニケーション力がある人
・スピード感がある人
・得意分野がある人
・相手(特に編集者・担当者)の立場で考えられる人


■ライターの仕事
締め切りまでにメディアの世界観とレギュレーション(制作規定)を守りながら、ターゲット読書のことを考えた原稿のファイルを編集者に納品する


■一晩寝かせる
ライターによるがカレーのように原稿を一晩寝かせて、次の日に見直す


■クラウドソーシングの使い方 プロフィールの書き方
シナリオが書ける → 趣味でバスケを20年間やっていました。だからバスケを好きな人の気持ちに沿ったシナリオを書くのは得意です
やりとりしやすい時間帯や稼働時間を明確に書く

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2017/08/03

外資系コンサルの知的生産術

 【書 名】外資系コンサルの知的生産術
 【著 者】山口 周
 【発行所】光文社新書
 【発行日】2015/01/20
 【ISBN 】978-4-334-03836-6
 【価 格】860円

知的生産の技術研究会・関西を主催しており、知的生産という言葉に反応した一冊です。副題は「プロだけが知る99の心得」になっています。

例えば「問を裏返す」ではアメリカのケチゥャプメーカー・ハインツの事例が出ています。濃度が高いケチャップをガラス瓶で提供していましたが取り出しにくいと不評でした。競合はサラサラ(濃度が低い)ケチャップをチューブで出していて、ブランドスイッチが起きていました。そこでハインツが考えたのは同じチューブ型を出すのではなく「中身が出しにくいのは濃い濃度だから」ということを訴求します。暗にチューブは濃度が低いんだということで攻撃する手法です。

コンプライス違反を起こした会社から再発防止策を相談された時、すでに組織論などに造詣が深い場合は歴史に解を求めます。結論は権力者の暴走を止めるにはカウンターバランスが必要で、どれだけ政権が変わっても連綿と続いた宦官と官僚制度をもとにした提案を事例として紹介しています。

他にも、けっこう面白い豆知識がいろいろなところに散りばめられています。

■戦車の発明は海軍大臣だったチャーチル
第一次世界大戦では塹壕戦が特徴の一つです。双方の塹壕によって膠着状態になった時、農業用トラクターに装甲をつけて突撃させたらどうかというアイデアを出したのは陸戦の素人だったウィンストン・チャーチル。イノベーションは部外者と新参者が起こす事例です。

新約聖書のオリジナルはヘブライ語ではなく、ギリシャ語だったや直流を編み出したエジソンが交流を攻撃するために、電気椅子による死刑を考え出し、交流の危険性を宣伝したなどの逸話が掲載されています。

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2017/01/30

365日の「超」知的生活

【書 名】365日の「超」知的生活
【著 者】野口悠紀雄
【発行所】三笠書房 知的生きかた文庫
【発行日】1998 奥付にないな
【ISBN 】4-8379-0963-9
【価 格】495円

アスキーから出ていた97年のムック版を加筆、修正した文庫本です。第5章の無敵の「超」用語辞典がなかなか楽しいです。

■家出ファイル
図書館方式では当初キャビネットの中に書類が整然と分類してある。ところが、そこから取り出された書類は、用が終わったあともとに戻されることは希である。つまり、書類が家出する。エントロピーが増大するわけである。
わかっちゃいるけど、やめられませんね。


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40代からの知的時間術

【書 名】40代からの知的時間術
【著 者】野村正樹
【発行所】PHP文庫
【発行日】1999/7/15
【ISBN 】4-569-57290-1
【価 格】533円

野村正樹さんの本です。副題に「価値ある自分人生をつくる77のヒント」とあります。

40歳というと人生80年で折り返し地点を曲がったところ、後半の人生を生きるためにどうしたらいいのかを考えるための一冊です。


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30歳から本気ではじめる大人の勉強法

【書 名】30歳から本気ではじめる大人の勉強法
【著 者】西山昭彦
【発行所】中経出版
【発行日】1998/10/28
【ISBN 】4-8061-1187-2
【価 格】1400円

勉強法の本が色々と出ていますがサラリーマンが読むのなら大学教授や評論家が書いている本でなく、サラリーマンが自分の体験から書く勉強法でないとしっくりいかないだろうと本にも書いてありますが、そうでしょうね。西山氏も会社に入ってから目標を立てて勉強を始められたそうです。

最初は通信教育を受けたり、各種のセミナーや研修会に出たりしていたそうで、やがて社外勉強会に出るようになり、人から学ぶことに力を入れはじめ、やがては海外の大学院で修士を取ります。何と国内の夜間大学院で最後は博士まで取っています。

ほとんど勉強のフルコースのようなことをされています。と言うことで著者が実際にやってみた勉強法が紹介されています。

■本のタイトル

アダルトビデオを選ぶときに、内容はほぼ同じでも、タイトルによって売れ行きは違ってくる。中が見られないから、なおさらだ。本もタイトルがすごく大事で、売れ行きの8割はタイトルで決まる。ダイヤモンド社の名物編集長の藤岡氏から教えられた言葉だそうです。


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2014/11/27

ファシリテーション革命

 【書 名】ファシリテーション革命
 【著 者】中野 民夫
 【発行所】岩波アクティヴ新書
 【発行日】2003/04/04
 【ISBN 】4-00-700069-7
 【価 格】740円

副題が「参加型の場づくりの技法」。ワークショップや会議などで進行役となるファシリテーターが重要な役割をはたしますが、アイスブレークなどファシリテーションの技術を中心に書かれています。

会議などでも大いに活用でき、会議の冒頭でまず「チェックイン」。

チェックイン-参加者全員に一言口をきいてもらうことで場を作ります
アジェンダの確認ー事前準備してあれば確認。確定していなければ皆で討議する項目を洗い出し、優先順位を決めて時間配分をします。
自由な討議とタイムキープ
まとめと共有
次のステップを決める-宿題や次回の日程などの確認

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2014/09/09

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック

 【書 名】外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック
 【著 者】山口 周
 【発行所】東洋経済新報社
 【発行日】2012/10/19
 【ISBN 】978-4492557204
 【価 格】1,728円

グラフの作り方、チャートの描き方など印象づけられ分かりやすいスライドをどう作るのか解説した本。まずスライドが提示され、どう改善すべきか豊富な事例と共に紹介されています。最初からパワーポイントに向かわずにまずは手書きでどういったグラフを作成するのか考えなさいというのは、ちょっと耳が痛いですね。いろいろなテクニックが紹介されています。


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2014/02/12

情報は1冊のノートにまとめなさい完全版

 【書 名】情報は1冊のノートにまとめなさい完全版
 【著 者】奥野宣之
 【発行所】ダイヤモンド社
 【発行日】2013/11/28
 【ISBN 】978-4-478-02200-9
 【価 格】1400円

前作をほぼ書き直した完全版。情報は分類・整理せず1冊のノートにまとめなさいという主眼は変わっていません。活用するには索引(完全ではなく、あとで検索しそうなものだけ)を作らないといけませんが、これが少々面倒です。あとで見返して同じテーマは同じ高さの付箋を貼るなどは参考になります。

本がノートの装丁になっていて、著者名も見出しシールになっていて、なかなか凝っています。


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2013/04/02

スマホ時代のタスク管理の超入門

 【書 名】スマホ時代のタスク管理の超入門
 【著 者】佐々木正浩、大橋悦夫
 【発行所】東洋経済新報社
 【発行日】2013/02/07
 【ISBN 】978-4-492-58101-8
 【価 格】1400円

副題が「いつかやりたいことを今からやることに変換する」です。TO DOリストを書きだすのは定番ですが、なかなかかゆい所へ手が届く形でのタスク管理について書かれています。

例えばタスクがどんどん増えてきた時に初めてしまうのが分類。「家」で行う。「調子のよい時」「時間の余裕ができた時」に行うタスクというふうに分けがちですが、これが長続きしません。「家」でも朝なのか、夕方なのか、休日なのかいろいろと分けられます。それよりもよいのが時間帯。出勤前に行うタスク、昼休みに行うタスクと分けるのはなるほどです。

このタスク管理をクラウドなどスマホをうまく使って実現する方法が書かれています。


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2012/05/19

悔しかったら、歳を取れ!

 【書 名】悔しかったら、歳を取れ!
 【著 者】野田一夫
 【発行所】幻冬舎
 【発行日】2012/4/25
 【ISBN 】978-4-344-99206-1
 【価 格】743円

専門学校の教員時代に感激した本があります。「大学を創る―多摩大学の1000日」で、多摩大学を作る前に関係者に送ったいろいろなレターを発行したものをまとめた本ですが、教育論などがすごく大いに参考にしました。その本の著者が野田一夫氏。知的生産の技術研究会の顧問でもあります。

時代背景とそれぞれの時代でどんなことをしたかを中心にまとめられています。父親がすごく三菱重工業で零戦の開発総責任者を務めた人物なんですが子供の教育がすごいですね。

野田一夫氏が子供だった時、ある日、級友が悪ガキにいじめられてかわいそうだと口にしたら、父親に「かわいそうだと思ったら、なぜ助けなかった!助けてやれなかったら黙ってろ。悔しかったら明日、学校へ行って戦ってこい」。

翌朝、友達と相談して悪ガキと話をしたところ、そう悪ガキでもなく非を認める結果に。帰って父親に報告すると「よくやった、今日のことを一日忘れるな」。カッコイイ父親ですね。

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