2016/12/02

日本地図のたのしみ

 【書 名】日本地図のたのしみ
 【著 者】今尾 恵介
 【発行所】ちくま文庫
 【発行日】2016/06/10
 【ISBN 】978-4-480-43361-9
 【価 格】780円

各時代の地図を並べるとダムができて村が湖に沈む様子が分かるなど、地図のまつわる本です。

■変わった地名
天皇という地名が四国にあり、どうも四国八十八カ所の79番札所、天皇寺にちなんでつけられた地名です。千葉県八日市場にはイ、ロ、ハという地名があります。他にも岡田由里や戸田ゆたかのように人名のような地名もあります。

■直接民主制の島
選挙で選んだ代議員制度を採用し、直接民主制といえばスイスというイメージですが、日本にも直接民主制の島がありました。八丈小島で人口がわずか50名でしたので、20歳以上の有権者が集合して総会を開き、直接民主制でした。残念ながら1969年に全員が離島したので、直接民主制がなくなってしまいました。


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2016/02/24

航空路・空港の不思議と謎

 【書 名】航空路・空港の不思議と謎
 【著 者】秋本俊二
 【発行所】実業之日本社
 【発行日】2015/11/25
 【ISBN 】978-4-408-11160-5
 【価 格】800円

航空会社では「B」や「D]が聞き間違えないように、言い方があります。「明日の会議はブラボーで行う」といえば会議室Bで行う意味になります。5Cの席なら「5のチャーリーへ珈琲をお願い」と伝言します。

空港建設の最重要ポイントは風で、飛行機に向かって風が吹くように空港を作ります。横風が最悪で秒速12.5mほど吹くと飛ばなくなります。風を調べるのに最低でも3年間は風を調べるそうです。また滑走路の端に数字があり、滑走路がどの方角を向いているかをあらわしています。羽田のB滑走路は「22」と書かれており220度の方向になっています。

飛行機には右側から乗り込みますが、これは船の慣習からきています。船が手漕ぎの時代、右側に舵板がつけられていたので左側から乗り降りします。この慣習がそのまま続いています。

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2015/12/28

北京の自転車おじさん

 【書 名】北京の自転車おじさん
 【著 者】沢野ひとし
 【発行所】本の雑誌社
 【発行日】2005/11/15
 【ISBN 】4-86011-054-4
 【価 格】1800円

椎名誠の著書など数多くの本の挿絵などを担当している沢野ひとしのエッセイ。海外の話が多く、一風変わっています。

パリの話も多いのですが、パリのメトロといえば地下鉄のことだと思っていたら郊外鉄道の終着駅を結ぶのがメトロだったんですね。パリは昔、城壁に囲まれており、パリに入るには税金がとられました。東駅、北駅、モンパルナス駅など中心部から少し離れたところに終着駅がありますが、これが城壁の名残になっています。


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2015/08/23

メカニックデザイナーの仕事論

 【書 名】メカニックデザイナーの仕事論
 【著 者】大河原 邦男
 【発行所】光文社新書
 【発行日】2015/08/20
 【ISBN 】978-4-334-03874-8
 【価 格】740円

副題が「ヤッターマン、ガンダムを描いた職人」。いくつかの職を渡り歩いき、子供も生まれたことから入ったのが竜の子プロダクション。背景画を描いていたのが、メカ設定に。メカはただ線を書くだけでなく、ちゃんとアニメで動くかどうか頭の中に3次元CADを作って確認しなければなりません。しかもスポンサーが玩具メーカーですので、玩具にもならないといけないというなかなか大変な世界。特に主人公となるメカはアニメの中でも戦いますが、玩具としても他のメーカーと戦わなければなりません。


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2015/05/21

コンテンツの秘密 ばくがジブリで考えたこと

 【書 名】コンテンツの秘密 ばくがジブリで考えたこと
 【著 者】川上 量生
 【発行所】NHK出版新書
 【発行日】2015/04/10
 【ISBN 】978-4-14-088458-4
 【価 格】820円

株式会社ドワンゴ社長の川上氏が2年間ほどジブリでプロデューサー見習いをした時に考えたことをまとめた1冊です。情報量に関する考察が面白いですね。アニメには主観的情報量があり、人は自分が見たいように見ているということです。

人工知能ディープ・ランニングの例が出てきます、対象を見て、まずは要素を減らし、減らした要素から情報を増やした時に最初の対象とどこまで似るかを、ずっと繰り返すことで必要な要素を見つけていきます。Googleが実際にコンピュータに猫の画像を見せ続けたところ、コンピュータが猫という画像はどういうものか認識できるようになりました。

人間も同じように画像をそのまま見ているわけでなく、要素で見ています。アニメはこの要素をうまく見せることで、いかにも感情移入するような映画となっていきます。ただコンテンツがワンパターン化していくため、これを少しずらすことが必要。ジブリ映画がなぜヒットするのか、その秘密を分かりやすく紹介しています。


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2015/02/19

知ってるようで知らない日本語1

 【書 名】知ってるようで知らない日本語1
 【著 者】柴田 武
 【発行所】ゴマブックス株式会社
 【発行日】2014/10/21
 【ISBN 】電子書籍
 【価 格】350円

日本語の語源について満載の本です。

杜撰-杜黙という詩人がいましたが、作詞の決まりを破った詩を作っており、酷評されたようです。そこで杜撰(杜黙が作ったもの)からいい加減という意味になったそうです。

二の舞を演ずる-安摩(あま)という舞いが終わると、翁と老婆が出てきて安摩をまねたこっけいな舞が踊られます。これが「二の舞」。ここから前の人の失敗を繰り返すというような意味になりました。

乾坤一擲-八卦で乾は最高の吉兆、坤は最悪の凶兆。ここから乾坤の分かれ目で悔いることのないように勝負するという意味になりました。


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2014/08/22

刑務所わず。 塀の中では言えないホントの話

 【書 名】刑務所わず。 塀の中では言えないホントの話
 【著 者】堀江 貴文
 【発行所】文藝春秋
 【発行日】2014/01/14
 【ISBN 】978-4163765105
 【価 格】1296円

ライブドア社長から1年9か月の刑務所暮らしになりましたが、刑務所の中の世界について記載されています。刑務所で大変なのはコミュニケーション。上下関係がありカーストのような制度になっていて理不尽な要求もありますが他の刑務所に異動しない限り、ずっとつきあわないといけないので、なかなか疲れる社会です。ただ刑務所を出ても行き場がない人もいて、そういった問題提起もされています。仮釈放とかいきなりくるんですね。

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2014/04/12

田宮模型の仕事

 【書 名】田宮模型の仕事
 【著 者】田宮 俊作
 【発行所】文春文庫
 【発行日】2000/5/10
 【ISBN 】978-4-16-725703-3
 【価 格】550円

子供の頃、タイガー戦車やウォータラインシリーズなどよく田宮のプラモデルを作りました。今ではプラモデルで有名な田宮模型ですが最初は木製模型を作っていてプラモデルへの進出が遅れてしまいます。また進出しても金型屋の意向に仕事やスケジュールが左右されるため、思い切って金型の内製化を決断。やがて世界を見据えて製品開発をすることで世界の田宮模型に成長していきます。その歴史を書いていますが、日本や海外で人との出会いによって、どんどん大きくなっていきます。模型好きは世界中にいたんですね。

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2013/12/28

いざ志願! おひとりさま自衛隊

 【書 名】いざ志願! おひとりさま自衛隊
 【著 者】岡田 真理
 【発行所】文春文庫
 【発行日】2013/02/08
 【ISBN 】978-4167838430
 【価 格】650円

酔った勢いで自衛隊の「予備自衛官補」の試験を受けたところ合格、全身あざだらけの訓練が始まります。予備役というのは有事の際に招集されて任務に投入される役で、基本的に自衛隊を退官した人がなるものだと思っていたんですが民間人に対しても募集していることを初めて知りました。予備自衛官補になるには、どんな訓練が行われるのか、どんな人がやっているのかなど内情がよく分かります。自衛隊ならではのグッズも紹介されていてSDF(Self defence Force)ヌードルというカップヌードルがあるんですね。

今まで有事がなかったので長い間、予備役が招集されることはなかったのですが、始めてあったのが東北の震災。招集前に「来ることは可能ですか」と打診の電話があり、実際に会社や学校と折り合いをつけて招集に応じた人もいるそうです。実際に戦闘訓練や射撃訓練を通じて、一番よいのは訓練だけに終わることというのは実際に訓練を行った人ならではの感想です。


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2013/08/13

美しい昔 近藤紘一が愛したサイゴン、バンコク、そしてパリ

 【書 名】美しい昔 近藤紘一が愛したサイゴン、バンコク、そしてパリ
 【著 者】野地 秩嘉
 【発行所】小学館文庫
 【発行日】2013/8/7
 【ISBN 】978-4-09-408846-5
 【価 格】762円

サンケイ新聞の記者としてベトナム戦争真っ最中のサイゴンへ赴任し、現地女性と結婚して庶民の町に住みこむ。その話を「サイゴンから来た妻と娘」として発表し、大宅壮一賞を受賞。ベストセラーとなった伝説のジャーナリスト近藤紘一の足跡を追ったレポートです。ベトナムやタイの写真が豊富でとってもきれいな本に仕上がっています。

「サイゴンから来た妻と娘」、面白かったですね。図太くて芯が強い奥さんのナウ、そして連れ子のユン。信心深い奥さんが日本に来て私の寺と決めたのが浅草寺。レポートはこの浅草寺から始まり、最後は娘のユンが登場します。「サイゴンから来た妻と娘」を読むと、縁あって13歳で日本に来た娘さんには幸せになってほしいなと皆が思ったようですが、もう51歳になっているんですね。本を読んだこっちも歳をとったので、考えてみたら当たり前ですな。


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