2026/09/14

7つの激変

 【書 名】7つの激変
 【著 者】川邊健太郎
 【発行所】東洋経済新報社
 【発行日】2026/07/07
 【ISBN 】978-4-492-58125-4
 【価 格】1,800円

■Youtubeパートナープログラム 2007年
ユーザーが投稿した動画に表示される広告の収益をユーザー本人に分配 レベニューシェア
違法コンテンツが徐々に減って、個人のクリエイターによる動画投稿が増え始めた時期ー個人が職業として動画コンテンツだけで生計を立てられるインセンティブ

■著作権
アメリカ フェアユース(公正利用) 一定の条件を満たせば、著作者の許諾なしに著作物を利用しても免責されるという原則
日本 法律で許可されたこと以外はやってはいけない 事前規制社会 - アメリカはまずかやってみて問題が起きたら訴訟で決着をつけます

■AWS
FBAは余った倉庫の貸し出しとAWSは発想がおなじで、eコマースを実現するために巨大なクラウドサービスを作り上げますが、余っているので外部への貸し出しをはじめます

■ポイント経済圏
日本人は貯蓄好きでCCCの増田氏によると「ポイントは使うことが目的ではなく、貯めることが目的」

■ヤフーオークション
1999年、ジェリーヤンが来日し、アメリカではeBayにとても太刀打ちできないが、日本にはラッキーなことにネットオークションの市場がないので始めたらよいと突貫工事で立ち上げたのがヤフーオークション。記念すべき落札第一号は宮坂さん(のちの社長)が出した石油ストーブでした。

■法則
ネット屋がやる〇〇ビジネスは、〇〇屋がやるネットビジネスに必ず勝つ

■勝者の呪い
絶対に勝ちたいからと高額で入札すると勝った瞬間に、その高額な支払が確定してしまうジレンマ
1キーワードにつき1社が独占 → Googleは共存できるようにして入札潤に応じて上から順に表示される仕組みに また品質が悪い広告は順位が下がります
皆が広告主になることができました。SNSは皆をメディアにし、eコマースは皆を売主にしました。

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2026/07/31

ルポシリコンバレー

 【書 名】ルポシリコンバレー
 【著 者】五十嵐大介
 【発行所】朝日親書
 【発行日】2026/06/30
 【ISBN 】978-4-02-295371-1
 【価 格】950円

■トランスフォーマ
論文「Attention is All You Need(注意機構こそがすべて)」で公開された、文章のなかの単語のつながりを判断する注意機構と呼ばれる仕組み

■シナプス
人間の脳 約100兆個のシナプス LLMのパラメータは2兆ほど

■FB
ダウンストリーム(下流)MSI
ある人の投稿が知人にシェアされると、さらにそれらの人々が「いいね」やコメントをして拡散される。下流の人々の反応が多く得られそうな投稿を予測し、高いスコアをつける仕組み
→ 過激な投稿の拡散を増やすことになる

2017年、「怒り」「笑い」などの反応に5倍の重みづけをしていた 2020年に「いいね」の1.5倍に引き下げ

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2026/06/13

ビル・ゲイツ自伝1 SOURCE CODE起動

 【書 名】ビル・ゲイツ自伝1 SOURCE CODE起動
 【著 者】ビル・ゲイツ
 【発行所】早川書房
 【発行日】2025/12/15
 【ISBN 】978-4-15-210485-4
 【価 格】2,700円

■アイバン・サザーランド
応用数学の大学院生エリック・ロバーツが、コンピュータラックの裏からぶらさがっているケーブルにサザーランドがヘッドマウントのバーチャルリアリティ装置をつけていたことを教えてくれます。後の世にVRヘッドセットになっていきます。スケッチパッドの発明など数々の貢献を行います。

■アルテア8800
ポピュラー・エレクトロニクス 1975年1月号
表紙「プロジェクト・ブレイクスルー!商業用モデルと肩を並べる世界初のミニコンピュータ・キット」。記事には「史上最も高性能なミニコンピュータ計画 400ドル未満で組み立て可能」8ビットの8080、最大64キロバイトのメモリ、78の機械語命令と記載されていました。
ポール・アレンがPDP10を使ってインテル8080のシミュレーションを行えるようにしたのでビル・ゲイツが8080のマニュアルを手に入れて8080の命令を使ったBASICを設計してアセンブリ言語で記載します。アルテアのエド・ロバーツに電話すると、電話が多いがきちんと動くソフトを最初に作った人と取引するという返事で、実はアルテアは未完成の1台きりしかない時代でした。BASICを設計すると文字の入出力する仕組みが分からず、アルテアを設計したエンジニアに連絡すると、質問してきたのが初めてだということが分かり、先行していることが分かります。ついに完成しポール・アレンがアルバカーキに飛びますが、ブートローダがないことに気づき機中でしあげます。そしてBASICが一発で動きます。

■違法コピー
ホームブリュー・クラブのメンバーがBASICをコピーして、ばらまいてしまいました。

■マイクロソフト本社
MITSの一角にあり、アルバカーキ学区のPDP10に接続していました。プリンタがないので1日の終わりに数キロ先の学区までいって、大量のコンピュータ用紙を回収していました。
アルバカーキの最初の住まいはMITSから2ブロック﨑のサンダウナー・モーター・ホテルの二人部屋でその後、はポータルズというアパートの114号室に引越ます。

コモドール向けBASICではPETに「WAIT 6502,1」とコマンドを入れると画面の左上に「MICROSOFT!」と表示されます。

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2026/05/08

スティーブ・ジョブズ1.0の真実

 【書 名】スティーブ・ジョブズ1.0の真実
 【著 者】佐伯健太郎
 【発行所】晶文社
 【発行日】2026/01/30
 【ISBN 】978-4-7949-8033-5
 【価 格】2,400円

■マッキントッシュ
1984年に発売されたマッキントッシュに搭載されたマックペイントの登場したのが「髪梳ける女」という新版画。版画が分業作業なのに比べ新版画は一人の絵師が彫りから刷りまで細かく指示しながら仕上げます。自分のつくりたいものを思い描き、実現するというマッキントッシュのコンセプトそのものでした。

■黒のタートルネック
デザインしたのは三宅一生で100持っていました。1つ238ドルでした。

■ラリー・エリソン
オラクル創業者でジョブズに寿司などを教え、京都旅行も競っていました。

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2026/02/22

教養としての量子コンピュータ

 【書 名】教養としての量子コンピュータ
 【著 者】藤井啓祐
 【発行所】ダイヤモンド社
 【発行日】2025/11/18
 【ISBN 】978-4-478-12226-6
 【価 格】1800円

■量子力学
対象の情報を得るために観測すると、必ず対象に影響を及ぼしてしまう。重ね合わせがどのようなな状態かを知るために観測をしてしまうと、その重ね合わせは解けてします。重ね合わせになっていると仮定し、その結果生じる干渉を観測することで重ね合わせになっていたことを受け入れることしかない。

■量子トンネル効果
粒子の波動は障壁のなかを貫通し電子が障壁を超えることができる現象。絶縁帯を通過して電子が流れることを実証したのが江崎玲於奈でトンネルダイオードが発明されます。

■Toshiko
OQC(オックスフォード・クオンタム・サーキッツ社)がデータセンターにおいてある量子コンピュータの名前。日本人初の女性物理学者である湯浅年子にちなんでいます。

■アナログ計算機
理論的には無限に正確な計算ができればデジタル計算機より難しい問題を効率よく解ける

■情報消失パラドックス
量子力学の基本原則は情報が決して失われないこと。物体が変化しても変化前の状態の情報はどこかに保存されている。ところがブラックボックスは情報を丸ごと消し去っているようにみえ、これが情報消失パラドックスである。

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2025/09/13

意識の不思議

 【書 名】意識の不思議
 【著 者】渡辺正峰
 【発行所】ちくまプリマ―新書
 【発行日】2025/06/10
 【ISBN 】978-4-480-68524-7
 【価 格】900円

■2つの意識
左脳、右脳の両方に意識がある。

■夢
生き残るにはどうすれば最善なのか、これまで経験してきた記憶を頼りに仮想世界をシミュレーションをし、現実世界とてらしあわせて修正します。この修正が行われないのが夢で修正が行われないので、おかしなことが起きてもそのまま進んでいきます。生物は生き残るためにギリギリの戦いをしてきたので仮想現実を作る能力は起きている間に武器として発展してきたようです。

■バックプロパゲーション法
ネットワークの予想と実際の結果との差(エラー)を計算し、できるだけ差を小さくするために損失関数を用います。ネットワークがどれだけ間違っているかを示す値で答えが5で予想が4なら差の1を2乗して損失と計算します。ネットワークが自分のエラーを少しずつ修正し賢くなるための仕組みで、これを繰り替えすことで、どんどん正確な予測ができるようになる。

→ 意識の不思議

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2025/07/16

脳・心・人工知能

 【書 名】脳・心・人工知能
 【著 者】甘利俊一
 【発行所】講談社ブルーバックス
 【発行日】2025/05/20
 【ISBN 】978-4-06-539466-3
 【価 格】1,100円

■人類
トバ山の大噴火や氷河期の影響で一時1万人ほどまでに人口を減らした模様
→ 遺伝的な変動が世界的に小さいため。一度ボトルネックがあって絞られた模様

■ニューロン
1000億個
消費電力は70mW 富岳の消費電力は約28MW

教師あり学習
ニューロンが動作した時に別のニューロンから教師信号が入り、「こういう動作をすべきだった」と教え、シナプス効率の改変が起きます。動作が正しい時には何も起こりません。小脳は大脳をへずに素早い動作が起きるが動作を誤れば大脳から教師信号がくる。これが誤り訂正学習になります。

教師なし学習(自己組織化)
一度、信号がニューロンの回路網を通ると、同じ信号に対して早い処理ができるようになります。その経路にそったシナプスを増強します。ニューロンが発奮したときに、これに寄与したシナプスが増強されます。自分が興奮したかが教師信号になります。

強化学習
行動の結果として得られる報酬を最大にし罰を最小にします。結果は最後にならないと分からないので途中では、どのぐらいうまくいっているか評価します。予想された報酬と実際の報酬との差異を教師信号として学習を行います。

■瞬き
目を潤すだけではなく海馬から信号がでて大脳皮質に情報転送している模様
瞬きで視覚情報をいったん区切って情報の整理を行っている

■FoxP2(遺伝子)
言語の処理能力がなくて文法にかなった文章が作れなくなります。チンパンジーにはなく人類にはありネアンデルタール人にはあり言語をもっていたと考えられます。

■脳
記憶そのものを蓄えるのではなく、これを思い出すための仕掛けを蓄え、ヒントから復元すべき情報を作りだします。ですので時には間違え、思い違いや思い出せなくなります。

■意識
意識は脳という超並列のコンピュータが環境を生き抜く必要上から発生。自分が何をしようとしているかを自分で知っていることである。
意識の機能はポストディクション(後付け)で人は状況をもとにまず計算し、方策を素早く生み出す。意識に上らせて自分の回答を吟味する。他の広範な情報と突き合わせて論理的な思考を重ね、確信できる回答を出す。この機能がポストディクション。

■フランスの詩人ルイ・アラゴン ドイツ占領下のフランス
「教えるとはともに未来を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと」

→ 脳・心・人工知能

 

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2025/02/05

知能とはなにか

 【書 名】知能とはなにか
 【著 者】田口善弘
 【発行所】講談社現代新書
 【発行日】2025/01/20
 【ISBN 】978-4-06-538467-1
 【価 格】920円

■生成AI
単語(トークン)の位置関係を学んだ基礎モデル
・単語の地図を作る過程で知能というものをなぜか獲得してしまった
・我々が知能だと思っていたのは別に知能などではなく実行可能なタスクだった

■モラベックスのパラドックス
高度な知性に基づく推論より本能に基づく運動スキルや知覚を身につけるほうが難しい AIに常識を教えるのが難しい
1980年代にハンス・モラベック、ロドニー・ブルックス、マービン・ミンスキーが提唱
少年が「ジャイアントロボ、怪獣をやっつけろ」と命じれば怪獣を認識し戦闘をはじめられます

■深層学習の謎
膨大なパラメータを導入しても、なぜか過学習が起きない

■拡散モデル
既存の画像にノイズを徐々に加え最終的にはノイズだらけの画像にして、次に逆回転してノイズを消して元の画像を取り出す
この訓練を繰り返してノイズから画像を作るスキルがAIに身につける

■GAN 敵対的生成ネットワーク
生成器-ノイズから画像を作る-本物そっくりにするようパラメータをチューニング
判別機ー本物と偽画像を判別ー偽物と区別できるようパラメータをチューニング
最終的に本物と区別がつかない画像ができる

■トランスフォーマー
セルフアテンション-文を入力して穴埋め問題を解かせると、なぜか文中の単語の関係を学習する謎機能をもっている

■人間の脳
生成AIも人間の脳も現実のシミュレーションに過ぎず異なった限界があり、人間には錯視がある

→ 知能とはなにか

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2024/12/23

アップルはジョブズの「いたずら」から始まった

 【書 名】アップルはジョブズの「いたずら」から始まった
 【著 者】井口 耕二
 【発行所】日経BP
 【発行日】2024/11/08
 【ISBN 】978-4-296-20646-9
 【価 格】1000円

■インドでの経験
インドの田舎に住んでいる人は僕らのように知力で生きているのではなく、直観で生きている。そして唐らの直感はダントツで世界一というほどに発達している。

■角を丸めた四角形
丸や楕円形を描くルーチンを開発した技術者に角を丸めた四角形を描けないかとジョブズが聞き、技術者が渋い顔をするとホワイトボードなど角を丸めた四角形なものを指摘してまわります。

■iPod誕生
2001年2月、東芝から雑談で1.8インチ、5ギガバイトの超小型ハードディスクドライブがもうじきできるが用途を思いつかなくってという話を聞いたジョン・ルビシュタインがipodに使えると判断。東京マックワールドに出るためにホテルオークラに泊まっていたジョブズに連絡し、ジョブズは1000万ドルの小切手で即決。

曲単位のバラ売りをレコード会社に提案。レコード会社は渋っていたが海賊版で困っていたため応諾したことが大きい。

■iPad
「フォーブス・ドット・コム」の記事。記者が僻地の農場へ行った時に発売したばかりのiPadを子供に渡すと何も教えていないのに使い始める。文字もよめない6歳の子供が使い方を教えなくても使えるコンピュータをジョブズは作り上げた。これこそ魔法だ!

■イーロン・マスクのアルゴリズム
・要件を疑い、見直す
・部品や工数を減らす
・最適化してシンプルにする
・処理スピードを上げる
・自動化する
これを徹底的に行う

■アタリの創業者ノーラン・ブシュネル
大学を中退したジョブズを雇い、風呂に入らず周りから臭いと苦情があがると夜勤にするなど対策。鼻もちならない人を雇うこと。自分のクリエイティブな考えを他人に押し付けられるほどの自信をもてるのは横柄な人間だけかもしれない。

■語録
今日が人生最後の日だとしても、今日、する予定のことをしたいと思うか
人生を左右する分かれ道を選ぶとき、一番頼りにになるのは、いつかは死ぬ身だと知っていることだ
欲しいものを見せてあげなければ、みんなそれが欲しいか分からないんだ
ヘンリーフォード「なにが欲しいか顧客にたずねたら、足の速い馬と言われたはずだ」
昨日を思い悩むより、明日を作ろう
アラン・ケイ「未来を予測する最良の方法は、自分で作り上げることだ」
創造力というのは、いろいろなものをつなぐ力だ

→ アップルはジョブズの「いたずら」から始まった

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2024/12/15

コンピュータノスタルジア

 【書 名】コンピュータノスタルジア
 【著 者】長澤均、テクノタク飯塚
 【発行所】スタンダーズ株式会社
 【発行日】2024/11/10
 【ISBN 】978-4-86636-702-6
 【価 格】2600円

■オズボーン効果
1981年オズボーン1-なんとかポータブルで運べるパソコンで5.25インチFDDが2台、5インチのモノクロディスプレイ、OSはCP/Mでよく売れていましたが、競合がもっと軽いパソコンを発売。後継機を発表しますが出るまでに会社が倒産します。製品がプロトタイプ状態で発売環境ができていない状態から新製品の告知をすると既存製品の買い控えになる現象をオズボーン現象というようになります。

■ジェフ・ラスキン
マッキントッシュ開発をしていましたが居場所がなくなったジョブズがプロジェクトを乗っ取ってしまいます。退社したラスキンはキャノンの米国法人と組んでCanoncatを発売。半年で2万台を売ったところで発売中止になります。

■マッキントッシュ 1984
発表の日の夕方 プロジェクト・チームのいるビルの横にトラックが呼び出され、各人のネームプレートがついたマックをジョブズが一人ひとり手渡ししました。
マッキントッシュケース内には47人の刻印がありました。512K、PLUSも同じ金型が使われましたが1987年のSEで金型の寿命がつき、SEの後から刻印が消えました。

■Apple3
開発コードネームは「サラ」で開発者ウェンデル・サンダーの娘の名前

■SMC-70 SONY 1982
3.5インチFDDをパソコンで初めて採用
後にマックにも搭載されて世界標準になる

→ コンピュータノスタルジア

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