2017/02/03

人工知能と経済の未来

 【書 名】人工知能と経済の未来
 【著 者】井上 智洋
 【発行所】文春新書
 【発行日】2016/07/20
 【ISBN 】978-4-16-661091-4
 【価 格】800円

副題が「2030年雇用大崩壊」になっています。AIとBIがテーマになっています。
1995年にWindows95が発売され、20年以上経ち情報化社会になっています。次のブレークスルーになりそうなのがAI。産業革命によって機械に仕事が奪われると考えて人々はラッダイト運動で、機械の破壊です。生産性があがることで別の仕事が生まれ人々は新しい仕事につきます。ではAIでは、どうなるのでしょうか。

この本の分析によるとAI時代にも仕事をする人がいますが資産は1割の人に集まりそうです。そこで提唱しているのがBI(ベーシックインカム)です。日本国民全員に月7万円配布するという案。ただし、いきなり行うのは大変なので、まずは1万円からスタートします。全員に配るというのがミソでマイナンバーができましたので、それほど行政コストはかかりません。これで生活保護費、年金などが統一されますので年金機構などがいらなくなり行政コストが激減します。なかなか魅力的な案です。


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2016/03/24

IoTとは何か

 【書 名】IoTとは何か
 【著 者】坂村健
 【発行所】角川新書
 【発行日】2016/03/10
 【ISBN 】978-4-04-082058-3
 【価 格】800円

IoTという言葉がよく登場していますが、実際はどういうものか坂村先生が解説しています。

副題が技術革新から社会革新になっています。IoTというとネットワークにセンサーをつないでと、技術的な話が多いのですが、そうではなく各メーカーがオープン化しなければ成功しないと明快です。家庭に入ったA社クーラーとB社の加湿器が連携しなければエコシステムはできません。各メーカーはどう連携すればよいかAPIを提供することで各メーカーをつなぐことができ、i-modeのようにガラパゴス化することを防げます。そのために個別の機器を識別するためのucodeもできていて、実験が始まっています。

日本は今までギャランティ型(性能保証)で、インターネットのようにベストエフォート型(努力はするが確約はしない)ではありません。これからの社会ではオープンデータを提供するAPIだけ提供して、あとはユーザーに考えてもらうという考え方も重要になります。

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2015/12/18

誰も教えてくれなかった中小企業のメール活用術

皆さんは学生時代、ビジネスメールの書き方について学習しましたか?

大学や専門学校で情報処理の非常勤講師を長くやっていましたが、ほとんどの学校ではマイクロソフトのマウス検定対策などが中心で、ビジネスメールに関する講座をやっていません。署名の設定などテクニカルな話題を少しやる程度です。

卒業し会社に入っても名刺の渡し方や電話の取り方についての研修はありますが、ビジネスメールの研修はありません。今やお客さんからのファーストコンタクトがメールになりつつあります。研修を受けていませんので我流のメールを送ることになりますが、これがトラブルになっています。

というわけでメール本を出版しました。電子書籍版なんですがオンデマンドで印刷書籍版もあります。(ちょっと高くなります)

■「誰も教えてくれなかった中小企業のメール活用術」
水谷 哲也
電子書籍版 800円(税別)/印刷書籍版 1200円(税別)
ISBN:978-4-8020-9054-4
発行:インプレスR&D


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2015/07/24

日本インターネット書記

 【書 名】日本インターネット書記
 【著 者】鈴木 幸一
 【発行所】講談社
 【発行日】2015/03/12
 【ISBN 】978-4-06-218944-6
 【価 格】2600円

日本発の商用プロバイダー、インターネットイニシアチブを立ち上げた鈴木社長の奮戦記です。NTTを中心とした電話網しかないところにインターネット事業を立ち上げようとするので、まずは認可をえるまでが大変。いまだに官は縦割りで情報は経済産業省、通信は総務省が担当しています。情報通信で一体のはずなのに国が別れているので、都道府県でも別れていて不効率極まりないですね。

当初は電話網をつかってインターネット接続していましたが、この時に使われたのがPPP。これって、インターネットイニシアチブが作っていたんですね。どんな苦労のなかから日本のインターネットがスタートしたのか、よく分かる本です。

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2015/07/12

鈴木さんにも分かるネットの未来

 【書 名】鈴木さんにも分かるネットの未来
 【著 者】川上 量生
 【発行所】岩波新書
 【発行日】2015/06/19
 【ISBN 】978-4-00-431551-3
 【価 格】900円

株式会社ドワンゴを設立し、現在は株式会社KADOKAWA.DWANGO代表取締役会長。またスタジオジブリプロデューサーの見習いをしていて、その時の経験が「コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと」(NHK出版新書)で書かれています。この本はインターネットって何、これからどうなるのかをスタジオジブリの鈴木プロデューサー向けに書いた内容。

コンテンツやプラットフォームの考え方など、とっても分かりやすい内容。アマゾンの税金問題などネットと国境の問題やグローバルネットワーク時代の国家についても書かれています。


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2015/04/24

ピクサー 早すぎた天才たちの大逆転劇

 【書 名】ピクサー 早すぎた天才たちの大逆転劇
 【著 者】デイヴィッド・A・プライス
 【発行所】ハヤカワ・ノンフィクション文庫
 【発行日】2015/02/25
 【ISBN 】978-4-15-050424-3
 【価 格】1000円

世界初の全編3DCG長編アニメーション「トイ・ストーリー」を皮切りに、「バグズ・ライフ」、「モンスターズ・インク」、「ファイテング・ニモ」などのヒット作を送り出してきたピクサー・アニメーション・スタジオ。誕生から現在までの裏話を描いた1冊。

ピクサーといえばスティーブ・ジョブズ。ジョブズといえば創業したアップル社を追われ、やがて落ち目となったアップル社から招かれて返り咲き、見事に復活させました。ピクサーを率いたラセターも同じで22年前にディズニーを解雇され、やがて映画を作る力をなくしたディズニーからCG部門を買収してピクサーが誕生。やがてラスターはディズニーの救世主として古巣に戻ります。そしてラスターが製作総指揮をつとめたのが「アナと雪の女王」。昔、ラスターはジャングル・クルーズで働いていたこともあるそうです。

ピクサーはもともとルーカスフィルムにありましたが、スティーブ・ジョブズが1986年に買収します。しかし最初の10年間はずっと赤字を垂れ流す状態。ジョブズは辛抱強い投資家でしたが、アップル社を追われ、また失敗したらダメだという意識もあったことが、この本を読むとよく分かります。他にも社長のエド・キャットルム、ジョブズと決裂するアルヴィ・ルイ・スミスなどが登場します。

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2015/04/13

ウェブ時代をゆく

 【書 名】ウェブ時代をゆく
 【著 者】梅田 望夫
 【発行所】ちくま新書
 【発行日】2007/11/10
 【ISBN 】978-4-480-06387-8
 【価 格】740円

米デューク大学のキャシー・デビッドソンがニューヨークタイムズ紙のインタビューで語った言葉、「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」。反対に今後20年以内に、現在ある雇用の約47%は消滅する可能性があるというレポートも出ています。

猛烈に変化するウェブ時代、大切なのは「けものみち」を歩くこと。ウェブ時代にいかに働き、いかに学ぶかが書かれています。「in the right place at the right time」(正しい時に正しい場所にいる)ことも大切ですね。


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2014/10/20

アカマイ 知られざるインターネットの巨人

 【書 名】アカマイ 知られざるインターネットの巨人
 【著 者】小川 晃通
 【発行所】角川Epub選書
 【発行日】2014/08/10
 【ISBN 】978-4-04-080017-2
 【価 格】1500円

サイトにアクセスが集中すると、サーバーが耐えられずサービスが止まってしまいます。インターネットでコンテンツ配信する企業にとっては死活問題。そこでコンテンツ・デリバリー・サービスというコンテンツ配信事業者が必要となります。世界中に分散したサーバーにコンテンツを置くことによって、アクセスを分散させることができコンテンツの配信を続けられます。

最大のコンテンツ配信事業者がアカマイ。インターネットを使っていたら絶対にお世話になっていますが、その名前はほとんど知られていません。アカマイとはどんな会社でどんな事業をしているのかを明らかにした一冊です。

元々はWWWを発明したティム・バーナーズ・リーの同僚がトム・レイトン教授。ティム・バーナーズ・リーが将来的にアクセスの混雑が起きることを予見しており、その混雑を解消する方法を考えたのがトム・レイトン教授でアカマイを創業しました。「アカマイ」はハワイ語の「賢い」という意味で「A]で始まる社名にこだわり名づけました。


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2014/04/18

夜明けに向かってコアダンプ

 【書 名】夜明けに向かってコアダンプ
 【著 者】きたみりゅうじ
 【発行所】技術評論社
 【発行日】2014/04/25
 【ISBN 】978-4-7741-6392-5
 【価 格】1380円

副題が「SEの恥はかき捨て、僕の!私の!きかせて珍プレー集」。サイトで集めたSEならではの経験談を4コマ漫画として紹介しています。私も長年、SEをやっていましたので色々とトラブルを経験しましたが、大切なデータとプログラムを誤って消してしまった話など、アルアルとうなずく経験談が多く、楽しめます。

証券会社のシステム開発で、ユーザーとの打ち合わせでSEがデフォルト(初期設定値)という言葉を使うたびにユーザー側はビクビクしています。証券会社でデフォルトと言えば債務不履行ですからね。私も同じ言葉が業界によって意味が違うという経験もいろいろとしました。


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2014/03/16

僕らのパソコン30年史

 【書 名】僕らのパソコン30年史
 【著 者】SE編集部
 【発行所】翔泳社
 【発行日】2010/05/28
 【ISBN 】978-4-7981-2189-5
 【価 格】1800円

1971年、電卓戦争の中からインテル4004が登場。最初のマイクロプロセッサの誕生です。ここから生まれたコンピュータキットがアルテア8800。この8800用のBASICを開発したのが若きビル・ゲイツとポール・アレン。ここからマイクロソフトの歴史が始まります。

日本では1976年に登場したマイコンキットTK-80。秋葉原のBit-INNには連日、マニアが詰めかけることになります。TK-80は最終的には6万台が売れました。Bit-INNは2001年8月に秋葉原のラジオ会館から撤去。跡地には「パーソナルコンピュータ発祥の地」のプレートが設置されています。本は2009年のネットブックまでのパソコン史が語られています。

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