2021/03/13

ゲンロン戦記 知の観客をつくる

 【書 名】ゲンロン戦記 知の観客をつくる
 【著 者】東浩紀
 【発行所】中公新書ラクレ
 【発行日】2020/12/10
 【ISBN 】978-4-12-150709-9
 【価 格】860円


■仕事を人にまかせる
経営者は現場で一度経験しておかないと、なにを任せているのかよく分からないまま、ただ任せているだけになる。単純に見たくないものを見ないようにしているだけで本当に任せていることではない。


■ジャック・デリダ
フランスの哲学者。言葉は単なる記号ではなく、つねにエタリチュール(文字)という身体をもっている。書籍は物体で買うときは物体に対価を払っているが、本の話をするときはなぜか中身の情報ばかりになる。


■配信はわずかでも有料にする
発言の揚げ足取りをするネットユーザーは一銭も払う気がないので少額でも十分に排除でき、しかも有料にすると公の場ではなく私的な空間という印象になる。

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2020/03/14

百円の男 ダイソー矢野博文

 【書 名】百円の男 ダイソー矢野博文
 【著 者】大下英治
 【発行所】祥伝社文庫
 【発行日】2020/02/20
 【ISBN 】978-4-396-34602-7
 【価 格】780円

ダイソー創業者の波乱万丈の人生です。

■安もの買いの銭失い
「矢野商店」を立ち上げて商店の店先で売っている時、「ここでこんなもの買っても安もの買いの銭失いだ」と言われた言葉に反発。それからは原価を上げて80円や98円で仕入れたものを100円で売るようにすると、”これが100円!”と驚きに。結果的に大手が出られない参入障壁ともなります。100円均一にしたのも、商品にたくさんの値札をつけるのが大変だったからだそうです。

今や7万アイテムを扱い、そのうちの99%がダイソーブランドです。

■融資
銀行から融資の話があると上限一杯まで借ります。これは事故や事件は想定していない時にドカンとくる。借りられる力があるのに潰れるのは嫌で、貸してやるといわれたら全部借りておくという社長のポリシーだそうです。

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2018/09/29

帳簿の世界史

 【書 名】帳簿の世界史
 【著 者】ジェイコブ・ソール
 【発行所】文書文庫
 【発行日】2018/04/10
 【ISBN 】978-4-16-791060-0
 【価 格】880円

帳簿の世界から見た世界史になっています。ルイ14世は複式簿記を理解しており、常に帳簿を持ち歩いていました。整えたのはコルベールという人物。王位継承者たちにも国家財政のてほどきをしました。ルイ14世は太陽王となっていきますが、コルベールの死後、この会計の伝統も崩壊してしまうことになります。

ルイ16世の時代、スイスの銀行王だったネッケルが請われてフランスの財務長官となります。ネッケルはそれまでベールに包まれていた会計報告を公開しますが軍事費を簿外で処理していて黒字を装っていました。それ以上に国民が驚いたのがダイヤの首飾りに30億円が使われているなどの実態です。やがてネッケルは罷免されますが、これが火に油を注ぐことになりフランス革命へと突き進んでいきます。


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2017/12/15

「富士そば」はなぜアルバイトにボーナスを出すのか

 【書 名】「富士そば」はなぜアルバイトにボーナスを出すのか
 【著 者】丹道夫
 【発行所】集英社新書
 【発行日】2017/11/22
 【ISBN 】978-4-08-721008-8
 【価 格】740円

東京へ行くと駅前などでよく見るのが「富士そば」。立ち食いで手軽に食べられるのでよく利用しています。多店舗展開しているのに、細かなマニュアルはなく、新メニューは店長が考えて、とりあえず出してお客さんの反応を見ます。トルネードポテトそば、まるごとトマトそば、パキスタン風激辛カレーそば、揚げタコ焼きそばなど、トーストそばなど珍妙なものも生まれますが、やってみなければ分かりません。反応がよければ全国展開するものがあるなど、独特の経営方法について書かれた一冊です。

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2017/07/23

100回失敗、50億円失った、バカ社長

 【書 名】100回失敗、50億円失った、バカ社長
 【著 者】杉山春樹
 【発行所】WAVE出版
 【発行日】2010/06/24
 【ISBN 】978-4-87290-481-9
 【価 格】1300円

東京電力を脱サラし、いろいろと事業を行いますが失敗続き、やがて串特急チェーンで大成功しますが、上場準備中に騙されて売上50億円の会社がパーに。それでも再起するという物語。失敗続きだなと思いながら、やらぬ後悔よりもやって後悔する方がましと言うのは確かです。立ち直るための法則20が記載されていますが、なによりも信用が大切など、参考になります。

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2017/03/25

今日、会社が倒産した

 【書 名】今日、会社が倒産した
 【著 者】増田 明利
 【発行所】彩図社
 【発行日】2016/07/12
 【ISBN 】978-4-8013-0157-3
 【価 格】630円

16人の企業倒産ドキュメンタリーという副題がついています。帯には「誰の身にも起こりうる倒産、その時あなたはどうする?」とあるように、経営者であろうと雇用者であろうと、明日、会社がどうなるか分かりません。経営者が認識しておかないといけないのは、どうしようもないところまで追い込まれる前に早目に判断することです。負債総額が3億円で自己破産を申請すると概算で550万円ほどがかかり、このお金がないと夜逃げせざるをえません。また従業員を解雇することになるので解雇手当が1ケ月分、必要です。ただリーマンショックのような全く予期しない外部環境の変化があると難しいですねえ。

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2016/12/16

御社の営業がダメな理由

 【書 名】御社の営業がダメな理由
 【著 者】藤本 篤志
 【発行所】新潮文庫
 【発行日】2006/05/20
 【ISBN 】4-10-610165-3
 【価 格】680円

すごい営業マンが入社さえすれば我が社の売上はもっと伸びるというのは単なる幻想です。優秀な営業マンはいますが、招くのにお金がいるし、もっとお金を出す会社があれば転職してしまいます。現有メンバーでがんばらないといけない時に何をしないといけないのか、確率勝負しかありません。成約率が同じであれば顧客を訪問する回数を2倍にすれば売上は2倍になります。そのための方策について書かれた本です。


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2015/12/03

「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語

 【書 名】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語
 【著 者】駒井俊雄
 【発行所】ぱる出版
 【発行日】2015/10/30
 【ISBN 】978-4827209693
 【価 格】1,512円

ステンレス製魔法瓶を開発したサーモスが、タイガー魔法瓶などに負け続け、万年3位。日本酸素株式会社のお荷物事業部であり身売りの話が出るなかランチェスター戦略の「弱者の理論」を駆使し、差別化を行い世界一に上り詰めていく話。小説形式になっているので読みやすく、営業の雰囲気がよく分かります。著者の駒井さんは中小企業診断士仲間で、実際にこの現場にいた人物であり臨場感がよく伝わる内容になっています。主人公の周りをかためる白鳥、長宗我部というキャラクターがなかなか面白いですね。

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2015/08/28

小さな会社のマイナンバー制度

 【書 名】小さな会社のマイナンバー制度
 【著 者】村阪 浩司
 【発行所】あさ出版
 【発行日】2015/07/27
 【ISBN 】978-4-86063-802-3
 【価 格】1400円

ITC三重 理事長 村阪さんの著作です。いよいよ10月からマイナンバーの通知が始まり2016年1月からスタート。中小企業の多くではどんな準備をしたらよいか分からないところも多いのですが、小さな企業でしたら、そんなに心配はいりません。小さな会社で気をつけるべきこと、やるべきことがまとまっています。様式などがダウンロードできますので、これ一冊で準備は万全です。


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2014/11/27

世界の経営学者はいま何を考えているのか

 【書 名】世界の経営学者はいま何を考えているのか
 【著 者】入山 章栄
 【発行所】英治出版
 【発行日】2012/11/13
 【ISBN 】978-4862761095
 【価 格】2052円

経営学というと「もしドラ」のようにドラッカーの名前が日本では第一に出てきますが、アメリカなどの経営学者で読んでいる人はマレ。経営学は仮説をたて統計を使って仮説を立証するのがトレンド。統計的裏付けがないドラッカーは敬遠されているそうです。

最先端の経営学でどんなことが論じられているか、書かれていますが、印象は経営学はまだまだ若い学問で、けっこう常識的なこともようやく立証されたような感じです。経営学って、本当はこんな学問なのと、なかなか目からウロコの一冊です。

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