現代民俗学入門
【書 名】現代民俗学入門
【著 者】島村恭則
【発行所】創元社
【発行日】2024/03/10
【ISBN 】978-4-422-23045-0
【価 格】1800円
■ハンコに息をふきかけるのは
それを行う人の魂がこめられている
■お土産
山の民が蔓草などの植物をまとい神に扮して登場し、里で扮装をとくと植物を与えました。これが山づとで、「つと」は植物を束ねた包みで転じて土産になりました。
■買い物
春を迎えるにあたり山人と里人が土産を交換することがカフ(替え)で転じた説がある。
■月賦販売
江戸時代後期に今治市桜井の漆器業者がスタート。漆器は高いので先に品物を渡して代金は分割回収しました。この仕組みを百貨店「丸井」が導入します。
■正月二日に見る夢が初夢
正月はお供えして歳神を迎えるため夜明かしするのが恒例だったため
■ハカセ
伊豆大島の利島、新島では子供の生後14日目にハカセという子供の守り神を作る。子供が7歳になるまでハカセがついているので難を逃れることができます。7歳になるとハカセを氏神に納め、家では「七つの子の祝い」を行います。ハカセの守護を離れ人間社会の仲間いりをしたことをあらわします。
■結納
ユイノモノー両家が婚姻関係を結ぶために共同で飲食する酒・肴を指す言葉でユイは農作業の相互扶助の慣行をいいます。
■箸わたし
かっては火葬で骨を箸でつまみ一口かんでから次の人に箸を渡す行為が箸渡しで残っています。
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