2023/07/12

スタジオジブリ物語

 【書 名】スタジオジブリ物語
 【著 者】鈴木敏夫(責任編集)、藤津亮太、野中晋輔
 【発行所】集英社新書
 【発行日】2023/06/21
 【ISBN 】978-4-08-721268-6
 【価 格】1600円


ジブリの歴史を年代別に記載した本で「風の谷のナウシカ」から「君たちはどう生きるか」までの歴史です。


「猫の恩返し」の監督は若手の森田で、企画に関わっていた宮崎駿がちょくちょく顔を出して注文を出していきます。しかも言うことが毎回変わるので、まじめに聞いていると大変で深みに入って作業が行き詰まる人も出てきます。若手は宮崎駿からいかに逃げるかを考えていました。森田監督は毎回、宮崎駿に熱心に質問し続けるので反対に宮崎駿の方がまいってしまい来なくなります。そしたら森田監督の方が宮崎駿に会いに行こうとするので宮崎駿の方が逃げまわっていました。


■ジブリ
「風立ちぬ」に登場するイタリアのカプローニが作ったCa・309という軍用偵察機があり、愛称がGHIBLI(ジブリ)でジブリの名前はここからきています。

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2022/07/15

萩尾望都がいる

 【書 名】萩尾望都がいる
 【著 者】長山靖生
 【発行所】光文社新書
 【発行日】2022/7/30
 【ISBN 】978-4-334-04620-0
 【価 格】980円


「百億の昼と千億の夜」連載開始前に原作者の光瀬龍に承諾前にカラーの阿修羅像を贈っています。1984年刊の豪華本コミック「百億の昼と千億の夜」の口絵でも使われています。この絵には望都という落款が入っていて、原画に落款が入っているのは、これ1枚だけのようです。


1975年には「11人いる!」を発表。宇宙船「白号」が恒星に引き寄せられて危険になったため居住区の一部を爆破した推進力で逃れるシーンが出てきますが、萩尾望都は白号の軌道計算をきちんと数学的に行っていたものです。


「ハワードさんの新聞広告」(1974年)の原作は友人のイケダイクミで表紙には自分の名前より大きくイケダイクミの名前をクレジットしました。

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