2021/07/28

日本の都市誕生の謎

 【書 名】日本の都市誕生の謎
 【著 者】竹村公太郎
 【発行所】ビジネス社
 【発行日】2021/06/01
 【ISBN 】978-4-8284-2285-5
 【価 格】1400円


■江戸以前の関東
関東平野は大湿地帯だったため昔の古道は江戸を避けていました。戦国時代、山口~伊豆半島、紀伊半島~能登半島まで木が伐採されて禿山ばかり。明治から昭和にかけても禿山で昭和初期の比叡山ケーブルは禿山の中を走っていました。広重の東海道53次でも禿山のような背景がところどころに書かれています。江戸を入府した家康が見たのが森林で、江戸を大改造することになります。


■上町台地
石山本願寺が籠城できた一つの理由が水の確保です。上町台地の南側から地下水流が流れ込んでいて井戸を掘れば飲み水が確保できました。


■重力による下水道システム
3.11で電源が止まってもも仙台の下水処理場は機能していました。ポンプを使用せず自然の重力だけで汚水を流すことができ、元々は伊達政宗の遺産でした。政宗がたぶん参考にしたのが今も現役で使われている太閤下水のようです。


■牛馬を家族にした日本
モンゴルなどでは牛を制御するために去勢して車を曳かせましたが、日本は家族のように扱ったためか去勢しませんでした。発情期の牛はちょっとした刺激で暴れだすため平安絵巻には暴走する牛車が描かれています。渇いた広い台地がないこともあり車が発達しなかったようです。


■三分の一堰
水争いをなくすために平等に三棟分する堰があり、信玄が造ったと伝わっています。


■災害が多い日本
陸面積で0.3%しかないのに巨大地震の20%が起き、活火山の10%が集中しています。

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2021/06/12

世界と日本の地理の謎を解く

 【書 名】世界と日本の地理の謎を解く
 【著 者】水野一晴
 【発行所】PHP新書
 【発行日】2021/05/27
 【ISBN 】978-4-569-84948-5
 【価 格】950円


■砂漠
砂砂漠は20%で礫砂漠や岩砂漠が80%をしめています。


■湧水の源
ケニアやキリマンジャロでの飲料水は山麓(2000m)あたりの湧水でもともとは標高5000mぐらいの氷河や積雪が解けて長い年月をかけて湧き出てきたことが分かってきました。


■渋谷に高層ビルが少ない理由
12万年前以前に形成された新宿の地盤が一番硬い。次が6万年前にできた池袋で渋谷は2万年前にできており谷に泥がたまった地層で高層ビルを建てるには建設費がかかるため高層ビルが少ないことになります。


■エベレスト 8848mより高い山がない理由
エベレストの標高は対流圏と成層圏の境界の圏界面より少し低い高さになり、山頂が圏界面を超えると雲ができず強い日差しや夜との温度差で崩落し、長い年月で見ると圏界面より低くなります。飛行機で上昇してシートベルトがはずせるのは、対流圏から圏界面を超える時になります。


■縄文海進とハブの生息
諸説ありますがハブのいない島は標高が低い隆起サンゴ礁の島が多く、ハブがいるのは標高の高い火山島と言われています。


■倹約遺伝子説
ポリネシアの人々は身体が大きくトンガなどでは65%以上が肥満体。小さな島から移住していくのに少ない食料で耐えるために、そういった体質の人間だけ生き残ったという説です。

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2019/02/09

フォッサマグナ

 【書 名】フォッサマグナ
 【著 者】藤岡換太郎
 【発行所】講談社ブルーバックス
 【発行日】2018/09/20
 【ISBN 】978-4-06-512871-8
 【価 格】1000円

日本列島のど真ん中にある巨大ツ地溝がフォッサマグナですが、成り立ちなどよく分かっていません。ナウマンゾウで有名なエドムント・ナウマンが名付け親で日本に来たのは20歳という青年地質学者でした。フォッサマグナはラテン語で大きな地溝という意味になります。

日本列島は大陸から離れ東日本は反時計回り、西日本は時計回りで引っ付いたことは分かっています。この時に断裂(オラーコジン)が発生し北のフォッサマグナができたました。ここへ伊豆半島となるフィリピン海プレートがぶつかって南のフォッサマグナができたようです。伊豆半島はフィリピン海プレートに乗って本州にぶつかったことが分かっていますが最初のプレートの境界で作られたのが多摩川で、だんだんずれて次に出来た境界が相模川、現在のプレート境界が酒匂川になっています。

もともとあった中央構造線はこのフォッサマグナの活動で、その部分だけ消えてしまいます。フォッサマグナは深く地下6000メートルまでボーリング調査しても基盤岩に到達せず日本アルプスの高さと足すと1万メートルを超える巨大なものになっています。

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