2023/05/31

最強神社と太古の神々

 【書 名】最強神社と太古の神々
 【著 者】島田裕巳
 【発行所】祥伝社新書
 【発行日】2023/05/10
 【ISBN 】978-4-396-11678-1
 【価 格】920円


■極相(自然の森に近い安定した状態)
明治神宮の鎮守の森を100年で作り上げる予定が、予想外の地球温暖化の影響によって亜熱帯の樹木まではえるようになってしまいました。


■延喜式神名帳
律ー刑法
令-行政法、民放
格(きゃく)-条文の補足や改正
式-施工細則
延喜式神名帳 第1~8は神事について、9巻、10巻に神社がリストアップ


八幡神-九州北部に住んでいた渡来人の神様
今木(来)神-平野神社の祭神 高野新笠(桓武天皇の母)が平城京に祀っていた神を平安京に移築して平野神社になっている。


■最古の神社建築
宇治上神社-1060年頃
釈迦が入滅して2000年後の1052年に末法の世がはじまるので平等院鳳凰堂が1053年に造られました。宇治上神社とはなんらかの関係がありそうです。


■天孫降臨
アマテラスー高天原、ツクヨミー夜の食国(おすくに)、スサノオ-海原
地上部分(昼の国)は誰が支配するか書かれておらず天孫降臨の伏線になっている


■安曇氏の故郷
志賀島-志賀海神社の宮司は代々、安曇氏の子孫がつとめる。

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2017/04/27

夫婦で行くイスラムの国々

 【書 名】夫婦で行くイスラムの国々
 【著 者】清水義範
 【発行所】集英社文庫
 【発行日】2009/08/20
 【ISBN 】978-4087464672
 【価 格】745円

トルコから次々にイスラムの国々を回ることになり、インド、トルコ、ウズベキスタン、イラン、レバノン、シリア、ヨルダン、チュニジア、モロッコ、エジプト、スペイン、イエメンなど12ケ国。おもしろいのが各国のお酒事情。お酒の持ち込みもできない国から街中で飲める国など様々。イスラムといっても多様な文化になっていることがよく理解できます。

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2016/08/05

だいたい四国八十八ヶ所

 【書 名】だいたい四国八十八ヶ所
 【著 者】宮田珠己
 【発行所】集英社文庫
 【発行日】2014/01/22
 【ISBN 】978-4087451535
 【価 格】756円

先日、バスツアーで四国八十八ヶ所の1番から6番まで回りましたが、これを歩くとなると大変だなあと思っていた時に目についた一冊です。「だいたい」というゆるいタイトルながら、結局は歩き遍路で四国一周しているのがすごいですね。歩き遍路といえば山道や田舎道を歩く雰囲気がありますが、実際の遍路道はトラックなどが通る国道沿いがほとんどで、歩道もないトンネルを通らないといけないそうです。

また、いろいろな理由で歩き遍路をしている人や地元の人がどう思っているのか、なかなか参考になります。遍路だけでなく四万十川の川下りやダイビングなどの様子もあり、楽しめます。


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2016/07/22

あなたの知らない般若心経

 【書 名】あなたの知らない般若心経
 【著 者】渋谷 申博、宮坂 宥洪
 【発行所】洋泉社Y書
 【発行日】2016/04/18
 【ISBN 】978-4-8003-0902-0
 【価 格】950円

四国八十八カ所巡りでは本堂と太子堂の2ヶ所で般若心経をあげます。他でもよく聞くお経なのですが、どんな意味があるのかサンスクリット語や玄奘訳に従って解説しています。最後の「ギャーティ、ギャーティ...」という真言(マントラ)が根幹になっています。

般若心経では色即是空、空即是色という言葉が有名ですが「空」がよく出てきます。ただ本来の意味ではなく日本では老子や荘氏の無為のような意味合いを帯びてしまい、誤読も多くなります。般若心経とはどんなお経か理解するのに最適です。

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