2016/11/12

街道で読み解く日本史の謎

 【書 名】街道で読み解く日本史の謎
 【著 者】安藤優一郎
 【発行所】PHP文庫
 【発行日】2016/11/15
 【ISBN 】978-4-569-76568-6
 【価 格】780円

日本史の事件を街道をからめて考察した本です。鎌倉といえば幕府が開かれた源氏の総本山ですが、鎌倉は鎌倉街道を使ってけっこう攻め込まれています。新田義貞が鎌倉に攻め込み幕府が滅びますが、今度は北条氏が中先代の乱を起こし、鎌倉を占領します。他にも北畠顕家率いる軍勢に占領されたり、尊氏側が奪い返したりと、よく戦場となる土地でした。

秋葉原といえば今はオタクの街ですが、知名の由来は秋葉神社。本当は秋葉神社じゃなかったんですね。遠江国にある秋葉神社が火伏の神として信仰を集めていて全国に勧請していました。火事が多かった東京府では火除地を作り、鎮火神社を作りましたが、どうもこの時に秋葉大権現が勧請されたと皆、思ったみたいで勘違いから秋葉原の地名になってしまいました。

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2016/08/07

大阪高低差地形散歩

 【書 名】大阪高低差地形散歩
 【著 者】大阪高低差学会 新之介
 【発行所】洋泉社
 【発行日】2016/06/10
 【ISBN 】978-4-8003-0942-6
 【価 格】2200円

上町台地や空堀商店街など大阪にもたくさんの高低差があり12エリアを紹介しています。

■大阪のはじまりの地
大阪城、道頓堀、大阪駅、天王寺

■上町台地の高低差巡り
阿倍野、住吉大社

■水辺の跡に誘われて
仁徳天皇陵古墳、十三

■古代の海岸線を辿る
千里丘陵、柏原、石切、川西・伊丹

上町台地にはたくさんの谷がありましたが、平坦地を確保するために埋立られたのですね。こんなに谷があったとははじめて知りました。


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2015/01/06

日本史が面白くなる地名の秘密

 【書 名】日本史が面白くなる地名の秘密
 【著 者】八幡 和郎
 【発行所】洋泉社
 【発行日】2013/11/21
 【ISBN 】978-4-8003-0263-2
 【価 格】800円

日本全国の様々な地名の歴史です。

■新座市(埼玉県)
百済滅亡に伴い百済からの亡命人が増えることで九州に百済人国家ができることを怖れた朝廷は分散させることにしました。遠い所では埼玉県日高市に高麗郡を設置し、現在も高麗神社などが残っています。百済だけでなく新羅や隼人にも適用され、武蔵国新羅郡が表記を変えて新座となり、読み方が「にいざ」となって現在の新座市になっています。

■相国寺(京都)
同志社大学横にあるのが相国寺。足利義満が建立しました。義満は太政大臣で中国風に言うと相国。ここから名づけられました。同様に参議は「宰相」、中納言は「黄門」、近衛大将を「大樹」と呼びました。御存じ、水戸黄門は権中納言でした。

■黒田官兵衛
近江源氏は蒲生郡佐々木庄に下向して佐々木氏と名乗りました。佐々木氏で有名なのがバサラと呼ばれた佐々木道誉です。室町時代には近江を北と南に分け、京都の六角東洞院に屋敷をもらっていた方が六角氏、京極高辻に屋敷があった方が京極氏と名乗るようになります。

黒田氏はこの京極氏の支流。近江国長浜にあった黒田庄が本拠地です。やがて備前に移りました。姓は皆、「源」ですので土地の名前を苗字にしました。福岡市は黒田が移り住んだ邑久郡福岡村からとっています。

廃藩置県とは江戸時代260年余りも続いた藩をなくして県にしたというのは誤解なんですねえ。これは知りませんでした。

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2014/11/08

地図が隠した「暗号」

 【書 名】地図が隠した「暗号」
 【著 者】今尾恵介
 【発行所】講談社アルファ文庫
 【発行日】2014/02/20
 【ISBN 】978-4-06-281546-8
 【価 格】750円

「地図を楽しむ なるほど事典」(実業之日本社)をもとに経年変化や誤りなどを調べて加筆訂正して出された文庫本です。

昔の地図と最近の地図を比べることでいろいろな歴史が分かってきます。愛知県豊橋市の東田(あずまだ)地区。市街地から離れたところに遊郭がつくられ、これが田んぼの中に四角形の街ができました。現在は市街地によって町に飲み込まれていますが四角形の街路などが、現在も残っています。また各国との地図の違いも掲載されています。イギリスの地図はツーリスト優先でユースホステルなどが記号化されていますが、日本はお役所優先。税務署や市役所の記号が載っているなどお国柄によって地図もだいぶ違うんですね。


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