2017/01/24

織田信長の城

 【書 名】織田信長の城
 【著 者】加藤 理文
 【発行所】講談社現代新書
 【発行日】2016/12/20
 【ISBN 】978-4-06-288405-1
 【価 格】840円

安土城には色々と不思議がありますが、一つはまっすぐ伸びる大手道。もともとは蛇石などを運び込むための工事用道路だったようです。上層部の工事が終わった後、上級屋敷地への道として整備されたようです。大手道の左側にあったのが一門衆の屋敷跡で、伝羽柴秀吉邸といわれているのは、おそらく織田信忠邸で、本能寺の変で安土城天守は燃えましたが、屋敷地は無事でしたので、清州会議の後、織田の家督を継いだ三法師が入った安土仮屋敷はこの織田信忠邸のようです。となると大手道の右手にあるのは方面軍で柴田勝家、明智光秀、羽柴秀吉、滝川一益の屋敷跡のようです。

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2017/01/22

歴史家の城歩き

 【書 名】歴史家の城歩き
 【著 者】中井均、齋藤慎一
 【発行所】高志書院
 【発行日】2016/05/25
 【ISBN 】978-4-86215-158-2
 【価 格】2,500円

武田の丸馬出しなどが有名ですが、もっと古い時代にも馬出しや枡形虎口が使われていたり、新しい時代の城でも簡素に造られる場合もあります。単郭だった土山城に馬出しがついていますが、これは小牧・長久手の合戦で秀吉側が回収したものです。つまり縄張図だけで城が造られた時代を判定できるものではなく、古文書や考古学と一緒に考える必要があります。城歩きや、どう城を見たらよいのか実際の城を題材に書かれています。


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2016/12/28

築城の名手 藤堂高虎

 【書 名】築城の名手 藤堂高虎
 【著 者】福井健二
 【発行所】戎光祥出版
 【発行日】2016/11/10
 【ISBN 】978-4-86403-225-4
 【価 格】2,200円

江戸城、大坂城、今治城、伊賀上野城、津城などの縄張りを行った藤堂高虎の城造りを紹介した本です。戦国時代の横矢がかかる折りをつけた廓ではなく、四角形で実用的な郭をつくり防衛力を保ちながら藩の政庁の用地を確保する城造りを行います。高石垣、層塔式天守、水堀、多聞櫓などを組み合わせて実現します。宇和島城、順天城(全羅南道)、大洲城、甘崎城(今治)、膳所城、今治城、丹波亀山城などについて縄張図などをもとに細かく書かれていますが、特に伊賀上野城と津城に関しては城下町や櫓の図面などをもとにさらに詳細に紹介されています。

大坂の天満に蔵屋敷が作られましたが元は大坂夏の陣で討死した木村長門守重成の邸宅跡で、幕末には桜ノ宮にあわせて桜が植えられるようになり、これが桜の通り抜けで有名な大阪造幣局となります。


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2016/07/24

津の城跡50選

 【書 名】津の城跡50選
 【著 者】津慣行ガイドネット 山城庁舎プロジェクトチーム
 【発行所】伊藤印刷
 【発行日】2016/03/31
 【ISBN 】978-4-9907322-1-9
 【価 格】1000円

地元の別所書店(修成店・津駅チャム店・イオン津店)と出版元の伊藤印刷でしか手に入らない本です。アマゾンでも売っていません。

津市には100以上の城館跡がありますが、そこから50を選び出しています。渋見城や戸木城のように発掘調査跡に公園や学校になってしまったような城もいくつか紹介しています。有名なところでは伊勢上野城、雲林院城、安濃城、長野氏城、霧山城、北畠氏館、木造城などが掲載されています。写真が豊富に掲載されています。20ほどの城は行ったことがありますが、まだまだあるんですね。

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2016/07/17

近畿の山城紀行

 【書 名】近畿の山城紀行
 【著 者】岡本 好雄
 【発行所】文芸社
 【発行日】2016/06/15
 【ISBN 】978-4-286-17327-6
 【価 格】700円

戦国時代の山城というと誰が造ったのか、誰が守ったのかなど分からない城がほとんどですが、記録がしっかりしている近畿の17城が紹介されています。城主などの紹介のあとに城の探訪記が掲載されて

います。

■大阪府
高安城、赤坂城、千早城、嶽山城、芥川山城、飯盛城

■奈良県
二上山城、吉野城、竜王山城、信貴山城、高取城

■京都府
笠置山城、男山城、如意岳城、山崎城、伏見城

■兵庫県
滝山城


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2015/12/30

城と城下町

 【書 名】城と城下町
 【著 者】高見 敞志
 【発行所】技報堂出版
 【発行日】2009/07/25
 【ISBN 】978-4-7655-4462-7
 【価 格】1900円

城や城下町をどう作ったかに焦点をあてています。曲尺(かねじゃく)に表目と裏目があり、裏目は表目の1.414寸になっています。これは1対ルート2の関係。1:ルート2:ルート3でできる三角形が基本になっています。まず天守を調べ、社寺や霊峰を一直線上になるように並べ、三角形を関連付けて城下町を配置したようです。

城造りの名人だった藤堂高虎が学んだのが一庵法印良慶。元禅僧で豊臣秀長と関係が深い人物で秀長の家臣時代にいろいろと学んだようです。和歌山城の普請奉行は藤堂堂高虎、一庵法印良慶、羽田正親が担当しています。


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2015/07/13

近畿の名城を歩く 滋賀・京都・奈良編

 【書 名】近畿の名城を歩く 滋賀・京都・奈良編
 【著 者】仁木宏、福島克彦
 【発行所】吉川弘文館
 【発行日】2015/06/20
 【ISBN 】978-4-462-08265-5
 【価 格】2,400円

「名城を歩く 近畿編」第2弾、「大阪・兵庫・和歌山編」の続編です。

滋賀県
玄蕃尾城/小谷城/下坂氏館・三田村氏館/上平寺城/男鬼入谷城/鎌刃城/佐和山城/彦根城/山崎山城/敏満寺城/安土城/観音寺城/八幡山城/後藤氏館/井元城/小脇館/小堤城山城/佐久良城/中野城/新宮城/土山城/水口岡山城/上鈎寺内/大津城/宇佐山城/壺笠山城/坂本城/清水山城

京都府
大俣城/今熊野城・阿弥陀峰城/金屋城・三縁廃寺/大内城/平山城/日置谷城/栗城/位田城/宍人城/八木城/法貴山城/笑路城/神尾山城/周山城/一乗寺城/北白川城/中尾城/如意岳城/霊山城/峰ケ堂城/聚楽第/御土居/伏見城/山科本願寺/物集女城/勝龍寺城/山崎城/槙島城/田辺城/鹿背山城/笠置山城/田山西の城

奈良県
多聞城/西方院山城/古市城/郡山城/筒井城/番条環濠/立野城/竜王城/布留遺跡居館/菅田遺跡/信貴城/今井寺内町/十市平城/布施城/楢原城/佐味城/佐比山城・多田北城/赤埴城/沢城/秋山城(宇陀松山城)

が掲載されています。縄張図もあり、開発でなくなってしまった城も紹介されています。


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2015/05/15

図説・戦う城の科学

 【書 名】図説・戦う城の科学
 【著 者】萩原 あちこ
 【発行所】サイエンス・アイ新書
 【発行日】2015/04/25
 【ISBN 】978-4-7973-8078-1
 【価 格】1100円

戦国時代、日本には城が3~4万あったといわれています。戦国時代の城がいかに戦うことを考えていたのか、土塁、虎口、枡型、堀切、堀、馬出、狭間などがどう機能したのか、実際の城をもとに解説しています。

巻末には19の城が紹介されています。五稜郭、会津若松城、小田原城、江戸城、松本城、犬山城、高天神城、山中城、玄藩尾城、彦根城、安土城、大坂城、姫路城、竹田城、松江城、備中松山城、松山城、熊本城、志布志城の19城になります。


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2015/03/27

中世城郭の縄張と空間

 【書 名】中世城郭の縄張と空間
 【著 者】松岡 進
 【発行所】吉川弘文館
 【発行日】2015/03/20
 【ISBN 】978-4-642-06482-8
 【価 格】2200円

山形県最上地域、宮城県伊具地域、岡山県総社地域、広島県三次地域、埼玉県比企地域の山城の事例をもとに縄張について考察した本です。縄張りは時代と共に、どんどん技巧的になっていくかといえば、そんな単純なことはなく時代がすすんでも簡素な縄張が存在するようです。城は少ない人数でいかに守るか攻めるかが主眼ですので、その土地にとって最適な縄張になる必然性があるようです。

縄張研究は市井の学問で、生業とは関係のない人がほとんど。本では地域にある尾根という尾根に全部登り、調査している人などが紹介されています。


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2015/03/14

近畿の名城を歩く 大阪・兵庫・和歌山編

 【書 名】近畿の名城を歩く 大阪・兵庫・和歌山編
 【著 者】仁木宏、福島克彦
 【発行所】吉川弘文館
 【発行日】2015/03/10
 【ISBN 】978-4-462-08264-8
 【価 格】2,400円

大阪、兵庫、和歌山の中世城郭跡が79紹介されています。摂津を中心に大阪平野を中心とした城で、現存する城だけではなく、城跡がなくなってしまった茨木城や大坂本願寺、久宝寺寺内町なども紹介されています。けっこう大阪の城が充実しています。

和歌山の御坊にある亀山城へは登ったことがあるんですが、本城以外に出城があったことを、この本を読んで知りました。紀州を代表する湯河氏の城でしたが、御坊駅近くにある小松原館の詰城だったようです。湯河氏は秀吉の紀州攻めで戦い、没落してしまいまいた。


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