2022/07/19

あしたから出版社

 【書 名】あしたから出版社
 【著 者】島田潤一郎
 【発行所】筑摩書房
 【発行日】2022/6/10
 【ISBN 】978-4-480-43822-5
 【価 格】880円


2014年、晶文社から出た本を加筆修正して文庫化した一冊です。


■本屋とは
ある書店員の言葉、「子供がぶらっと入ってきて、ぶらっと出られる店はコンビニと本屋しかない」
夏葉社の特徴は全国の書店を巡り把握していること。あの書店なら何冊と見積もって出版しています。


■取次
日販、東販、大阪屋、鈴木書店などが有名ですがJRC(人文・社会科学書流通センター)という取次が神保町にあります。


■古書・善行堂
白川通今出川近くに古書店ができていたんですね。昔は百万遍から白川通りにかけて、ずっと古本屋さんがあり、買った本をよく駸々堂で読んでいました。


■昔日の客
山王書房の店主だった関口良雄の「昔日の客」が復刊された話は聞いていたんですが、夏葉社の2冊目の本で、渋い所に目を付けますね。


■スマホの影響
スマホの影響でガムが売れなくなったーガムは本質的に嗜好品ではないー時間を持て余すことがなくなると売れなくなる


■Bookland
夏葉社の本が並ぶ奈良県の本屋。2012年10月31日、10年間の営業を終了したんですね。

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2021/05/15

パルプ・ノンフィクション

 【書 名】パルプ・ノンフィクション
 【著 者】三島邦弘
 【発行所】河出書房新書
 【発行日】2020/03/20
 【ISBN 】978-4-309-02868-2
 【価 格】1800円


ミシマ社という小さな出版社の物語。companyとはcom(一緒)にpanを食べるが語源。


■出版状況
1996年がピーク(2兆6~7000億円)で2019年は半減(1兆2360億円)
1999年に2万3000店あった書店が1万1000店に


■増刷単位
1500部が基本。本体価格1500円の本を100部オフセット印刷すると原価率が90%になる。

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2018/08/22

ちいさなちいさな出版社たち

 【書 名】ちいさなちいさな出版社たち
 【著 者】松籟社編集部
 【発行所】松籟社
 【発行日】1985/8/5
 【ISBN 】4-87984-058-0
 【価 格】1,300円

紹介されているのは影書房、径(こみち)書房、創樹社、マツノ書店、論創社で、なぜ出版社を立ち上げたのかなど記載されています。マツノ書店は山口県徳山市にある古書店&出版社で山口などに関わる本の復刻などをしています。我が家にもマツノ書店の本があります。

論創社への注文スリップで誤りもけっこうあり、「大逆事件の周辺」がなぜか「大学受験の周辺」で届きます。「農の美学」が「能の美学」になるのは簡単ですが、「十字星に祈る」が「北極星に祈る」になったりします。他には「知覚の精神病理」が「味覚の精進料理」になったそうです。出版社運営は大変でフランスの諺に「大金を失うのは簡単なことだ。出版をはじめればよい」というのがあるそうです。

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2018/01/26

男たちの出版社

 【書 名】男たちの出版社
 【著 者】石野誠一
 【発行所】明日香出版
 【発行日】1988/02/01
 【ISBN 】4-87030-186-5
 【価 格】980円

「副題が体験的・小出版社運営の手引き」となっています。今ではビジネス書で有名な明日香出版ですが当初は一人で脱サラして出版社をはじめ、しかも場所は大阪でした。やがて東京へ出てベストセラーなどを出すものの、うまくいかず5年後には、ほぼ休眠状態となった時に新しいメンバーが入って再出発。ところが、またなかなかうまくいかず奮闘。開業から軌道にのるまでの裏話満載です。取次との取引口座の作り方では、まず形から入らないといけないなど実践的なノウハウも書かれています。


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2017/10/28

蔵書の苦しみ

 【書 名】蔵書の苦しみ
 【著 者】岡崎 武志
 【発行所】光文社知恵の森文庫
 【発行日】2017/10/20
 【ISBN 】978-4-334-78730-1
 【価 格】740円

どっかで読んだことがあるなあ、どこだっけと思いながら読み進め、読書記録を見ると光文社新書から出ていた「蔵書の苦しみ」を読んでいました。この本にも出てきますが読んだ本を忘れてしまいます。新刊コーナーに並んでいたのですが、念のために奥付を見て確かに新刊だと確認して、条件反射的に買ってしまいましたがダブりでした。新書が出てからの「蔵書の苦しみその後」も収録されています。同じ本を買うことは、よくあることで、3冊同じ本を買ったときはさすがに自分でもあきれました。

本がたまると調べたい時に肝心の本が埋もれて出てこない。探す手間を考えるより書店で買った方が早いという本末転倒なことになります。電子書籍もありますが、やはり紙の本の方がいいですねえ。蔵書が火事で燃える話や処分の話など蔵書にまつわる本が満載です。

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2017/07/30

本の雑誌おじさん三人組が行く!

 【書 名】本の雑誌おじさん三人組が行く!
 【著 者】本の雑誌編集部
 【発行所】本の雑誌社
 【発行日】2017/03/25
 【ISBN 】978-4-86011-298-1
 【価 格】1800円

「あとがき」を読むと背水の陣から始まった企画だったんですね。「本の雑誌」の休刊騒ぎがあり、経営再建中に経費削減のために、少しでも原稿料を削ろうと社員が原稿を書き始めます。他の出版社などを気になるところを見に行きルポを書こうという企画で、新潮社、早川書房、国書刊行会などの出版社以外にリブロ池袋店の閉店に密着したりと面白い内容になっています。与那国島まで行ったり、けっこう経費を使っているので経費削減に役立ったかどうかは不明ですが、最後は本まで出来ました。

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2017/03/15

ようこそ授賞式の夕べに

 【書 名】ようこそ授賞式の夕べに
 【著 者】大崎 梢
 【発行所】創元推理文庫
 【発行日】2017/02/24
 【ISBN 】978-4-488-48706-5
 【価 格】660円

「配達あかづきん」、「晩夏に捧ぐ」、「サイン会はいかが?」に続く成風堂書店事件メモの第4弾。今回は「出版社営業井辻智紀の業務日誌」とのコラボ作になっていて舞台は書店大賞の事務局。届いた脅迫状の謎を解いていく過程で、書店大賞の功罪や批判はあっても書店をつぶさないためにはやらざるをえない業界事情などが分かり、こちらの話がとっても面白いですね。

書店大賞に入賞した著者が広報のために”書店まわり”をしたが冷たくあしらわれたと語るシーンがあります。私も先日、著作をだしたので自作POPを持って”書店まわり”をしましたが、どこも丁寧に対応してもらったので、よほど忙しい時間帯だったんでしょうかね。

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2017/02/12

なぜアマゾンは1円で本が売れるのか

 【書 名】なぜアマゾンは1円で本が売れるのか
 【著 者】武田 徹
 【発行所】新潮新書
 【発行日】2017/01/20
 【ISBN 】978-4-10-610700-9
 【価 格】800円

タイトルからアマゾンでたくさんの業者が1円で出品していますが、どうやって元をとっているのかというビジネスモデルの話かなと思ったら、なかなか面白いメディア論でした。活字の歴史がデジタル化によってどうなったのか、大日本印刷はどう変わっているのか、今度はデジタルの世界でなにが起きているのかを話題にしています。

電子書籍は在庫が必要ありませんので絶版はありません。紙の本だと見つけた時に買わないと、あとあと絶版になって買いたくても買えません。電子書籍では、そんな心配がなくなるのですが、よく考えてみたら本当に必要としなくなるまでダウンロードしなくなります。紙の本だとすぐ読むための本と、とりあえす買っておくという本で出版業界が成り立っていますが、電子書籍では、とりあえず買っておく、つまりツン読がなくなってしまいます。出版業界にとっては由々しき事態です。


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2017/01/30

会社勤めをしながら3年間で作家になる方法

 【書 名】会社勤めをしながら3年間で作家になる方法
 【著 者】野村正樹
 【発行所】青春出版社
 【発行日】2002/7/10
 【ISBN 】4-413-03351-5
 【価 格】1300円

この頃、雑誌を読むだけでも忙しく、なかなか本まで手がまわっていません。ウーン、こんなことではいかんなあ。

角川源義が角川文庫を創刊した理由が戦後、古本屋で手にした1冊の本に「目がつぶれるほど本が読みたい」と、持ち主だった学生が書いた走り書きを見たからなんだそうですが、ウーンそれとはほど遠いですなあ。

でも久しぶりに津からの特急電車で読んだのですが、けっこう参考になった本です。

会社勤めしている4名が印税生活がしたい、本を名刺代わりに1冊出したいなどの夢から実際にどうやればよいか、学べる本になっています。

半分、小説で、半分、ハウツウ本になっています。実際にやられた野村さんの体験が元になった本です。

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2016/04/13

書店の近代

 【書 名】書店の近代
 【著 者】小田光雄
 【発行所】平凡社
 【発行日】2003/05/19
 【ISBN 】4-582-85184-3
 【価 格】740円

「出版社在庫僅少本」と帯に書かれていたので速攻で買ってきました。江戸時代から明治、大正、昭和に至る本が輝いていた本屋さんの話です。

本にはスリップと呼ばれる書店カードが入っていますが、もともと丸善で始まりました。明治の終わりか大正の初めに洋書の品切れ補充品を調査するために考案され現在まで使われています。

田山花袋、梶井基次郎などとともに丸善、金港堂、洋書店中西屋、南天堂、岡書院、内山書店(上海)、紀伊國屋書店、西川誠光堂なども紹介されています。

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