2021/04/06

相続地獄

 【書 名】相続地獄
 【著 者】森永卓郎
 【発行所】光文社新書
 【発行日】2021/01/30
 【ISBN 】978-4-334-04518-0
 【価 格】760円

■ファミリーストーリの探し方
縁喜堂という会社の家系図作成サービス。行政書士が全国の役場に連絡して家系図を作成します。

■相続放棄
単純承認、限定承認、相続放棄の3種類あり、3ケ月以内に家庭裁判所に申請しなければならない。しないと単純承認とみなされ、相続税の支払いがある場合は死後、10ケ月以内に申告しなければなりません。

■博物館
一から作らずに「住み開き」という方法をとる。家を作って、その中に博物館を作ると固定資産税が減免されます。200平米以下の小規模住宅用地は固定資産税が6分の1に、都市計画税は3分の1に減免されます。200平米以上の一般住宅用地は固定資産税が3分の1に、都市計画税は3分の2に減免されます。

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2021/03/20

文豪と借金

 【書 名】文豪と借金
 【著 者】文豪と借金・編集部
 【発行所】方丈社
 【発行日】2020/04/29
 【ISBN 】978-4-908925-62-7
 【価 格】1400円

■薄田泣菫「天文学者」
居酒屋で飲んでいた天文学者が女将さんに「2500万年経つと、また元通りに還ってくるという事になっている。そこで物は相談だが、この勘定をそれまで掛けにしておいてもらえないか」「よござんすよ。ちょうど今から2500万年前以前にも掛けにしていた分を今日、払ってもらうのなら今日のは、この次まで待ちましょう。」

太宰治の「ふざけたことに使うお金ではございません。たのみます。」など文豪59人の借金名言集。

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2021/01/07

「日本の伝統」の正体

 【書 名】「日本の伝統」の正体
 【著 者】藤井青銅
 【発行所】新潮文庫
 【発行日】2021/01/01
 【ISBN 】978-4-10-102481-3
 【価 格】590円

昔からの仕来りや伝統といった場合の昔って、いったいいつなのに焦点をあてています。

■お節
端午の節句(5月5日)、重陽の節句(9月9日)などの祝いの席での料理がお節料理でしたが、正月だけをさすようになりました。

■お中元
上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)で道教の教えで中元とは罪を赦す日で贈答とは何の関係もありません。同じ日がお盆なので、祖先への供物から、贈り物への起源となりました。お歳暮は単に歳の暮れというだけで、何の意味もないのに贈答のこととなりました。

■夫婦同姓
姓はもともと公家や武士などのもので庶民には関係がありませんでした。明治8年に平民苗字必称義務令が出され、結婚した時の女性の苗字をどうするかという質問に太政官では婚前の氏を使うようにとなりました。つまり夫婦別姓でした。明治31年に民法ができてから夫婦同姓になって、たかだか約120年のことです。

■告別式
無神論者だった中江兆民が亡くなった時に板垣退助らが故人をしのんで行ったのが告別式。これが話題となり葬儀と一緒になることになりました。

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2020/12/14

素子の碁 サルスベリがとまらない

 【書 名】素子の碁 サルスベリがとまらない
 【著 者】新井素子
 【発行所】中公文庫
 【発行日】2020/10/25
 【ISBN 】978-4-12-206970-1
 【価 格】840円

「ヒカルの碁」がきっかけで夫婦で囲碁を始めることに。

日本棋院の囲碁教室に通い、教室メンバーと合宿を行います。指導している先生とアシスタントの対局がありますが、途中にクジで先生に代わって生徒が打つというイベント付きです。生徒は先生が勝てるように打ちますが、素人に毛が生えた程度ですからアシスタントといえども高段者なので変な手を打てばグチャグチャになります。面白いイベントで実際に大うけだったようです。

巻末には「祝還暦!夫婦対談」が」ついています。大昔、「結婚物語」を読んだ気がしますが、もう還暦なんですねえ。

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2020/12/02

カンボジア自転車プロジェクト

 【書 名】カンボジア自転車プロジェクト
 【著 者】安田勝也
 【発行所】新評論
 【発行日】2020/09/30
 【ISBN 】978-4-7948-1159-2
 【価 格】2200円

副題は「オッサンが国際支援をはじめた!」です。

「この子は、将来、自分の夢をあきらめるときが来る」。筆者がカンボジアの現地で「将来、何になりたい」と支援している子供に聞いた時に「学校の先生になりたい」と夢を語りますが、支援団体の代表がつぶやいた言葉が印象的です。この言葉に触発され、貧困が理由で学校に行けなくなる子供たちを減らすために始まったのが自転車プロジェクト。中古自転車を送り片道2時間の通学時間を短縮させます。

クラウド・ファンディングなどで中古自転車を買う資金を募りますが寄付金控除は使えません。そこで支援してくれた事業者の名前が入ったプレートを自転車に付けて、現地で広告宣伝する形にしました。これで経費計上できます。実際に行ったクラウドファンディングの日別訪問者や支援金額推移も載っているので、これからクラウドファンディングを考えている人には舞台裏がよく分かります。

■露店のジュース
トゥクトゥクやバイクが現地ではよくは知っていますが、露天で黄色い透明のペプシが売られています。中に入っているのはガソリンで簡易型ガソリンスタンドでした。

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2020/09/05

2020年6月30日にまたここで会おう

 【書 名】2020年6月30日にまたここで会おう
 【著 者】瀧本哲史
 【発行所】星海社
 【発行日】2020/04/24
 【ISBN 】978-4-06-519428-7
 【価 格】980円

2012年6月30日に東大で行われた伝説の講義です。著者は8年後にまた会おうとしましたが病気で亡くなってしまいました。10、20代に向けた渾身の講義録です。

■自燈明
仏教の言葉で、仏陀が亡くなる時に「わしが死んだら、自分で考えて自分で決めろ。大事なことはすべて教えた」。自ら明かりを燈せ。他の誰かがつけた明かりに従って進むのではなく、自らが明かりになれということです。

■ジョージ・ソロス
ハンガリー生まれのユダヤ人。意見の多様性を重視しました。うまくいった政策があって共産主義国家にコピー機をばらまいたこと。自分の意見や主張をビラにしてばらまくようになり民主化運動が盛り上がりました。

■リベラルアーツ
他の見方、考え方があり得ることを示すこと

■若者の戦略
自分の年収をアップするよりも社会保障で数千万円もの納め毒になっている人をなくす方が簡単でインパクトもある。不公平な社会保障制度を変えていく方が楽。

■パラダイムシフト
天動説から地動説へ-説得でもなんでもなく世代交代でしかなかった。旧世代が死んだことで実現

■アンカリング
人は金額や条件を開いてから示されると、そこを基準に考えてしまう-争点がずらされる

■多様性
リチャード・フロリダという都市社会学の学者による都市間競争の研究。ゲイ、アーチストなど変な人がたくさんいる方が都市として成功する。

■波に乗るには
走り続けていたら波が来たというのがベスト。波が来てから走り出しても遅い。

■bon voyage ボン・ヴォヤージュ
よく航海をゆけという船長同士の挨拶。リスクを自らとる自立した人間の挨拶。基本的に船員はボン・ヴォヤージュとは挨拶しませんでした。

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2020/07/26

夢をかなえるゾウ4

 【書 名】夢をかなえるゾウ4
 【著 者】水野敬也
 【発行所】文響社
 【発行日】2020/7/14
 【ISBN 】978-4-86651-240-2
 【価 格】1,580円


4作目は死がテーマになっています。余命3ケ月を宣告された会社員の前に現れたのがガネーシャと死神。「死ぬまでにやりたいことリスト」を作る、死後に必要な手続きを調べるについてはなるほどですね。


■死神の教え 人間が死に際に公開する十のこと
・本当にやりたいことをやらなかったこと
・健康を大切にしなかったこと
・仕事ばかりしていたこと
・会いたい人に会いに行かなかったこと
・学ぶべきことを学ばなかったこと
・人を許さなかったこと
・人の意見に耳を貸さなかったこと
・人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
・死の準備をしておかなかったこと
・生きた証を残さなかったこと


■ガネーシャの教え
・健康に良いことをはじめる
・死後に必要な手続きを調べる
・お金の問題がなかったらどんな仕事をしたいか夢想する
・大きな夢に向かう小さな一歩を、今日踏み出す
・人に会ってわだかまりをとく
・「死ぬまでにやりたいことリスト」を作る
・経験したことのないサービスを受ける
・節約を楽しむ
・思い切って仕事を休む
・自分の体に感謝する
・身近な人に感謝の言葉を伝える
・周囲の期待と違う行動を取る
・限界を感じたとき、もうひと踏ん張りする
・両親の生い立ちを知る
・かなえてきた夢を思い出す
・他者の欠点を受け入れる姿勢を持つ
・見る場所を変える
・相手の背景を想像する
・他人に完璧さを求めている自分に気づく
・つながりを意識する時間を持つ
・喜怒哀楽を表に出す

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2020/05/30

ない仕事の作り方

 【書 名】ない仕事の作り方
 【著 者】みうらじゅん
 【発行所】文春文庫
 【発行日】2018/10/10
 【ISBN 】978-4-16-791166-9
 【価 格】660円

■ない仕事を作る
ドラッカーが”仕事を顧客の創造”と定義していますが実際にやっているのが、みうらじゅん氏です。自分で面白いものをコレクションしていますが、コレクションしたら書籍やイベントに昇華させて仕事にします。そこで編集者を接待することが重要です。一人電通として編集者として飲みに行き、相手が気持ちよい時に企画を売り込みます。また大学卒業後、知り合いになった雑誌の編集部によく出入りして、誰かの原稿が落ちた時のピンチヒッターになることもやっていました。

■ネーミング
ほとんど本数がないバス時刻表に「地獄表」というネーミングすると、そんな場所に行きたくなります。またインターネットに出てこない言葉を探します。例えば古い日本人形のコレクションをフィギュアと和風をあわせて「フィギュ和」という言葉を考え検索するとヒットしません。ないので新しいジャンルになり自分が一番詳しい状況になります。いろいろな情報発信を続けていくと、勝手に独自の意見を言い出す人が増えます。これがブームとなります。

■ぴあ現象
電子辞書が普及したことの弊害に「隣の文字を調べない」があります。インターネットがない時代にイベントを調べる時に便利なのが「ぴあ」でした。ある日、読んでいると「キムチ前田」という名前を見つけます。誰のイベントを調べたかは忘れますがキムチ前田の名前はずっと頭に残っています。本来の目的を調べている時に思わぬ何かが見つかるということがよくあり、これが重要です。

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2019/09/01

会社を辞めずに“好き"“得意"で稼ぐ! 複業のはじめ方

 【書 名】複業のはじめ方
 【著 者】藤木 俊明
 【発行所】同文館出版
 【発行日】2019/08/08
 【ISBN 】978-4-495-54042-5
 【価 格】1,500円

副業ではなく複業というタイトルがついている点がミソ。会社が一生面倒をみてくれる良き時代は終わり、自分中心の生活設計を考えなければなりません。従業員としてはエンプロイアビリティ(雇用され得る能力)を持つことも重要です。そのためには外からいろいろな刺激をうけたり、会社では出会えない人との交流が重要になります。そこで会社に勤めて生活の安定を確保しながら静かな複業をはじめるための入門書になっています。

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2019/01/19

日本プラモデル六〇年史

 【書 名】日本プラモデル六〇年史
 【著 者】小林 昇
 【発行所】文春新書
 【発行日】2018/12/20
 【ISBN 】978-4-16-661197-3
 【価 格】880円

1/700スケールのウォーターラインシリーズや1/35スケールのミリタリーミニチュアシリーズなどを、よく作っておりました。昔はプラモデルが子供の登竜門でしたが、最近はゲームということでプラモデルをつくらない子供も増えているそうです。プラモデルの商標登録をしたのがマルサンという会社で日本最初のプラモデルであるノーチラス号を出しますが結局は倒産してしまいます。スロットレーシングが流行った時の設備投資が原因でした。

ブームになると増産のために設備投資をしますが、見極めが難しいですね。そんな消えていったプラモデルメーカーも紹介されています。メーカーの垣根を超えて連合艦隊を作る構想から始まったウォータラインシリーズやバンダイの電撃機甲師団シリーズなど懐かしいプラモデルの数々が登場します。巻末にはプラモデルに関する年表もついています。

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