2013/03/03

ビブリア古書堂の事件手帖4

 【書 名】ビブリア古書堂の事件手帖4
 【著 者】三上 延
 【発行所】メディアワークス文庫
 【発行日】2013/2/22
 【ISBN 】978-4-04-891427-7
 【価 格】570円

第4巻で取り上げられているのは「江戸川乱歩」。長編になっており、全編を通して江戸川乱歩にまつわる古書の話です。金庫を開けたいという奇妙な依頼から、様々な人間模様と謎解きの連続。キーワードは二銭銅貨と乱歩好きにはたまらない筋書になっています。

この分野では紀田順一郎の「古本屋探偵の事件簿」やジョン・ダニングの「死の蔵書」などがありますが、一つの分野として成立するといいですね。


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2008/06/07

災いの古書

 【書 名】災いの古書
 【著 者】ジョン・ダニング
 【発行所】早川書房
 【発行日】2007/7/20
 【ISBN 】978-4-15-170409-3
 【価 格】900円

「死の蔵書」、「幻の特装本」、「失われし書庫」に続く元警官で古書店主となったクリフが主人公のミステリーです。毎回、古書がまつわる殺人事件が発生し、楽しめます。今回は署名本にまつわる話ですが、途中で古書フェアのシーンが出てきます。

会場のオープン前にディーラー間で取引が始まります。最初、600ドルでディーラーから出された本が別のディーラーに買われまた別のディーラーへと次々と本が転売され、オープン前に10倍の6000ドルになってしまいました。開場前にずらっと並ぶのはアメリカも日本も同じですね。

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