老いと死をファクトで考えてみた
【書 名】老いと死をファクトで考えてみた
【著 者】出口治明
【発行所】扶桑社新書
【発行日】2026/09/01
【ISBN 】978-4-594-10345-3
【価 格】1,100円
■法顕(4世紀)
長安を出発したのは60歳を過ぎていました。無事にインドに渡り、経典をのせ船で中国に戻った時には70歳を超えていました。旅の記録は「仏国記」として残ります。
■中国
アメリカの高等教育委員会で学ぶ中国人留学生は29万人。アメリカの言葉と考え方を身に着けて中国に戻り、この数が積みあがっていきます。中国を動かす年齢となった時、習近平主席は「中国語しか話せない為政者」の最後になりそうです。次の世代はアメリカ流を身に着けた中国になります。
■旅の効用
通いなれた道、いつもの顔ぶれなら、脳は省エネモードとなります。見慣れない土地に降り立った瞬間に脳は眠っている暇がなくなり、新しいものが次々と飛び込んできます。
■チャンス
こちらの準備が整うまでチャンスは待ってくれません。流れが変わった瞬間に飛び込むかどうかは運ではなく、決断です。寒流をくさらずにちゃんと泳いだ人だけ、水温の変わり目に体一つで飛び込めます。
■仕事の縁
仕事を通じてつながった人間関係は会社という仕組みが貸してくれた縁であり、定年の日にわかります。人間関係のたより先を分けておいた方がよいです。
■ブッダ
幼いわが子を亡くした母親がブッダに生き返らせてほしいと願います。ブッダは「薬を作ってあげるが、芥子の実をもらってきなさい。ただし、これまで一人も死者を出したことのない家の芥子の実でなければならない」
母親は家々をまわり、どの家も死者を出していることを納得します。自分で集めた事実による納得でないと心の底まで届きません。
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