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2026/02/28

戦国武将は戦がないとき何をしていたのか

 【書 名】戦国武将は戦がないとき何をしていたのか
 【著 者】河合敦
 【発行所】ポプラ新書
 【発行日】2026/02/11
 【ISBN 】978-4-591-18847-7
 【価 格】980円

■蘭奢待
切り取った人物として足利義満、義教、義政、織田信長、明治天皇は確かですが源頼政も下賜をうけたという言い伝えがあります。放射性炭素年代測定では8世紀後半から9世紀半頃に生きていた香木ですので時期的にはあいます。文献に初めて出てくるのは1193年の目録ですから、源頼政が生きた時代の少し後になります。

■越智玄蕃
信長の鷹が風に飛ばされて大和の方へ行った時に越智玄蕃が届けてくれ、褒美として失っていた領地などを取り戻させましたが大和国人である越智氏です。

■有馬温泉
秀吉は湯山御殿をつくりましたが家康の時代に取り壊され、跡地に極楽寺が建てられました。

■津島
信長公記に津島の家臣・堀田道空の屋敷で付近の農民を招き、信長は天女の恰好をして踊ったという記録があります。

■テンプラの語源
キリスト教では金曜日の祭りをテンポラといい、宣教師は鳥獣の肉を食べずに魚肉を食べました。

■カステラの語源
イスパニアのことをさすポルトガル語が語源で、カスティーリャ王国(スペイン)時代でした。

■高山右近
マニラで亡くなった高山右近ですがヨーロッパでは人気で高山右近をテーマにした劇などがたびたび作られました。

■毛利元就
母親が5歳、父親は10歳に亡くなって冷遇されましたが、父親の側室だった「お杉」があわれんで育ててくれました。

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2026/02/24

日本史の極意

 【書 名】日本史の極意
 【著 者】出口治明
 【発行所】SB新書
 【発行日】2026/02/15
 【ISBN 】978-4-8156-3810-8
 【価 格】1050円

■元寇
元から国書が何回か届きましたが北条氏は無視。1271年、高句麗から援軍要請「三別抄の牒状」が届きますが、こちらも無視します。1273年、高麗は元の属国になりました。

■英国との不平等条約の改正
1894年、陸奥宗光が関税自主権の一部と領事裁判権を撤廃しました。大英帝国と関係を結べば清に味方しなくなると考えがありました。これで日本は日清戦争に突入します。大英帝国としてはロシアと東アジアで代理戦争をしてくれる国を求めていました。

■日露戦争
小村寿太郎が帰国した時、政府からマスコミを通じて勝っていると言われていた民衆は賠償金がとれないと大騒ぎになります。仲介したルーズベルト大統領は有利な条約をあっせんしたのに逆恨みし、満州の利権はひとりじめするし、日本はとんでもない国だと、ここらあたりからアメリカとの関係がダメになります。

経線思考-最初は小さな誇張や歪曲で、繰り返すうちに現実との乖離がどんどん大きくなり、もはや後戻りできなくなってしまう状態

■すぐれたリーダー
現状を正確に把握します。解決すべき課題を特定し、その課題を解決するための具体的な道筋を複数の選択肢の中から選びます。実行過程においては数字、ファクト、ロジックを重視した意思決定を下します。部下には明確なビジョンと行動指針を示し、組織のパフォーマンスを最大化します。

■日本
持統天皇が遣唐使を派遣し、武則天には「日本」という国号を使用しています。

乙巳の変-642年、高句麗で強硬派の将軍である淵蓋蘇文がクーデターを起こし、唐への従属派だった国王などを殺害し、643年、高句麗と百済が麗済同盟を結びます。日本にとって衝撃な出来事で乙巳の変の背景になります。

■岩倉使節団
1871年から1年半まわります。海外でリアリズムを学び国論が統一されました。国力(GDP)の順位で各国をまわりアメリカ 7ケ月、大英帝国 4ケ月、フランス 2ケ月、ドイツ 1ケ月、ロシア 2週間

開国-アメリカは中国との交易を狙っていましたが大西洋横断ルートはイギリスよりも距離が遠くなるため太平洋横断ルートの開拓を目指していました。日本を中継地として利用したかったようです。ヨーロッパではクリミア戦争が起き、南アフリカでボーア戦争が起きたためヨーロッパ諸国は日本に手を出している暇がありませんでした。

■戦後
アメリカの戦後戦略は蒋介石とともにソ連を封じ込めることでした。ところが毛沢東におわれて蒋介石は台湾に移動します。アテがはずれたアメリカがソ連や中国に対抗する国を考えると日本しかありませんでした。

■宗門改
キリシタン対策で檀家制度で住民を寺にしばりつけ、毎年、キリシタンでないことを寺に報告させました。その代わり、住民の冠婚葬祭を寺が行うことになります。信者を増やす努力をしなくてもすみ、日本の寺は葬式仏教になってしまいます。

■鎖国の理由
軍事バランスの維持が動機という見方があり、海外と交易をして藩が儲けると幕府の軍事力と拮抗することになります。
日本の銀が魅力でしたが採掘量が減ったところで鎖国したので諸外国からの干渉はありませんでした。明は茶、絹、陶磁器といった世界で売れる商品があったので鎖国がうまくいかず、北虜南倭(北のモンゴル、南の倭寇)から脅かされます。

■荘園整理令
摂関政治が終わったあと、後三条天皇が荘園整理令を出します。1045年以前から存在する荘園でも券契(証拠文章)が存在しないものは停止します。藤原氏の荘園の1/3を公地にします。

■源平
源氏-北魏の政治家だった源賀に由来
平氏-平安京の平が由来

■労働生産性
総人口にしめる博士号保有者割合と正比例します。また25歳以上に大学生比率は1.7%で、先進国では20%を超えています。大学は本来、勉強したい時にいくところです。

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2026/02/22

教養としての量子コンピュータ

 【書 名】教養としての量子コンピュータ
 【著 者】藤井啓祐
 【発行所】ダイヤモンド社
 【発行日】2025/11/18
 【ISBN 】978-4-478-12226-6
 【価 格】1800円

■量子力学
対象の情報を得るために観測すると、必ず対象に影響を及ぼしてしまう。重ね合わせがどのようなな状態かを知るために観測をしてしまうと、その重ね合わせは解けてします。重ね合わせになっていると仮定し、その結果生じる干渉を観測することで重ね合わせになっていたことを受け入れることしかない。

■量子トンネル効果
粒子の波動は障壁のなかを貫通し電子が障壁を超えることができる現象。絶縁帯を通過して電子が流れることを実証したのが江崎玲於奈でトンネルダイオードが発明されます。

■Toshiko
OQC(オックスフォード・クオンタム・サーキッツ社)がデータセンターにおいてある量子コンピュータの名前。日本人初の女性物理学者である湯浅年子にちなんでいます。

■アナログ計算機
理論的には無限に正確な計算ができればデジタル計算機より難しい問題を効率よく解ける

■情報消失パラドックス
量子力学の基本原則は情報が決して失われないこと。物体が変化しても変化前の状態の情報はどこかに保存されている。ところがブラックボックスは情報を丸ごと消し去っているようにみえ、これが情報消失パラドックスである。

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2026/02/21

想定外を楽しむ

 【書 名】想定外を楽しむ
 【著 者】鎌田浩毅
 【発行所】幻冬舎新書
 【発行日】2026/01/30
 【ISBN 】978-4-344-98796-8
 【価 格】960円

■耶馬渓火砕流
供給源は玖珠川流域の猪牟田(ししむた)付近。100万年前に噴火し堆積物に覆われたため猪牟田カルデラは地表から分からなってしまいました。噴火は90万年前と100万年前に起き、関西や関東にも火山灰が降り、地質学の鍵層(key bed)になります。ピンポイントで時代が分かります。

■フランス革命
1783年にアイスランドのラカギガル火山が大爆発を起こし、例外が発生。小麦が不作となりパンの値段が高騰します。庶民の不満が1789年のフランス革命につながります。

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2026/02/18

論争 本能寺の変

 【書 名】論争 本能寺の変
 【著 者】渡邊大門
 【発行所】星海社新書
 【発行日】2026/01/19
 【ISBN 】978-4-06-542515-2
 【価 格】1450円

「日本史上の最大ミステリはどこまで明らかになったか?」が副題になっていますが、いまだに定説がないのが本能寺の変です。明智光秀は機会をうかがっており、千載一遇のチャンスにかけたのが本当のところでしょう。土岐や近江出身などの説もありますが、いまだによく分かっていません。

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2026/02/15

東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった

 【書 名】東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった
 【著 者】ムギタロー
 【発行所】サンクチュアリ出版
 【発行日】2022/08/15
 【ISBN 】978-4-8014-0099-3
 【価 格】1600円

■国の債務
累計通貨発行量をあらわしている。また国民から金、お米、労働力などを集めていた時代は税が国の財源でしたが現在は通貨に価値を持たせ、望ましい状況を促進し、望ましくない状況を抑制するためのものです。国の運営費の中心は通貨の発行や国債の発行によるもので税金を財源にして国を運営しているわけではありません。

■不平等の是正
ウォールター・シャイデル(スタンフォード大学)によると革命、戦争、崩壊、疫病によって不平等を是正してきました。ですので格差が是正されないようなシステムの穴をふさいでいく必要があります。

→ 東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった

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意識の正体

 【書 名】意識の正体
 【著 者】櫻井武
 【発行所】幻冬舎親書
 【発行日】2026/01/30
 【ISBN 】978-4-344-98797-5
 【価 格】980円

■寝ないとどうなるか
連続しすぎた覚醒→意識の歪み、幻覚、記憶障害など自己認識の混乱が起きます。睡眠中に記憶の再構成、神経配線の最適化、老廃物の排出が行われます。

■物語化
出来事を時系列に並べ因果関係を補完して理解する心の癖があります。進化の過程で「物音がする→獣がきた→逃げよう」が「物音がする→逃げる」という素早い判断が重要なため人間は記憶を時間順に因果的に並べて意味づけしようとします。SNSで陰謀論がひろまるのも陰謀という理由をつくってもらうと不可解な出来事でも納得がいったような感じがするからです。

■陳述記憶
海馬が新しい陳述記憶の形成に重要で、その記憶は2年くらいの時間をかけて大脳皮質に移行していきます。
陳述記憶-物語として覚える記憶(晩御飯を誰とどこで食べたか)
手続き記憶-身体で覚える記憶(自転車の乗り方)
情動記憶-感情にもとづいた記憶(小さい時に犬にかまれ犬が怖い)
作業記憶-一時的な思考のための短期の記憶(暗算)

■無意識
歩く時に筋肉をどう動かすかは意識しておらず、こういった自動化は大脳基底核や小脳が処理をし前頭前野の負担を減らす省エネ戦略として働いています。

■意識とは
私たちが五感を通して得られた情報をもとに脳内で創り上げた世界像と自己の関係性を理解し管理する機能である

→ 意識の正体

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2026/02/11

平家物語と太平記 通説の虚像を暴く

 【書 名】平家物語と太平記 通説の虚像を暴く
 【著 者】呉座勇一
 【発行所】朝日親書
 【発行日】2026/01/30
 【ISBN 】978-4-02-295350-6
 【価 格】900円

■源義経
屋島出陣で梶原景時と逆櫓で対立したことはありえず、梶原景時は源範頼軍に参加していました。屋島出陣も周到に準備し1ケ月ほど渡辺津に滞在し、渡辺党など畿内水軍の組織化をすすめました。阿波の近藤親家と事前に連絡をとって勝浦に上陸して平家軍を攻めます。

屋島で勝利したことから熊野水軍が義経に味方することになります。平家最後の拠点である彦島に向かいますが、頼朝の指示を仰いでいると使者の往復で1ケ月以上かかるので独断で水軍を動かし壇ノ浦合戦となります。ところが三種の神器の剣が奪われ安徳天皇が入水することになります。頼朝は長期戦で平家の降伏を考えていたようですが、後の対立の伏線となります。また陸上を攻めていた源範頼軍は恩賞をえるチャンスがなくなることになり、義経に対する恨みとなります。また腰越状などは創作だったようです。

■陣城
向城という言葉が太平記に登場し南北朝時代に付城を利用した城攻めが行われていました。

■太平記
もともとは後醍醐天皇の鎮魂の意味をこめた後醍醐天皇一代記だったのが足利直義のもとで改定され後醍醐天皇や建武の新政を批判する記述が登場します。直義が失脚すると足利方の大名たちが戦功(高名)を追加するように要求され、どんどん複雑化していったようです。

→ 平家物語と太平記 通説の虚像を暴く

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2026/02/07

秀吉と豊臣一族 研究の最前線

 【書 名】秀吉と豊臣一族 研究の最前線
 【著 者】河内将芳
 【発行所】山川出版社
 【発行日】2025/12/25
 【ISBN 】978-4-634-15258-8
 【価 格】1800円

■秀勝
信長の息子を養子にしますが、原因は播磨戦線における失態のようで筑前守から藤吉郎に名乗りを戻していました。身の安全をはかるために養子をもとめたようで、この後、筑前守に戻します。

■天正大地震 1585年(天正13年) 中部~近畿東部
壬生寺が壊れ、三十三間堂の千体のうち六百体が倒れました。秀吉は坂本にいたようで、大坂へ移動します。長浜城では山内一豊の娘が亡くなります。

■降毛
文禄5年(1596) 天から砂(灰?)が降り、2ケ月後には毛が降ってきます。フロイスや義演の日記など複数、記録されているので本当のようです。この時は文禄大地震があり京阪神、淡路に被害がでました。

■南蛮という意識
天竺をシャム(タイ王国)と認識し、インドを南蛮と認識していました。サンフェリペ号事件が起き、スペイン国王がルソン、ゴア、マカオなども支配していることが判明し、ようやく南蛮がヨーロッパと一致します。

→ 秀吉と豊臣一族 研究の最前線

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プリンス・トクガワの欧州紀行

 【書 名】プリンス・トクガワの欧州紀行
 【著 者】宮永孝
 【発行所】山川出版社
 【発行日】2025/7/30
 【ISBN 】978-4-634-42421-0
 【価 格】1600円

徳川慶喜の弟である昭武が親善大使となりパリ万博へ。渋沢栄一も随行しています。慶応3年~慶応4年の1年半でした。明治9年にアメリカ万博のために渡米し、そのままヨーロッパにわたりフランスで再び留学生活をおくることになります。

■パリのトイレ
公衆トイレが少なく、渋沢栄一の手帳にフランス語の単語や日常の言い回しがメモしてありますが、「便所はどこか」「私は便所にいく」というフランス語が4通りも記載されています。なかには「私は王様も一人きりでいくところへいく」といった婉曲な表現もあります。

■パリ万博
慶応2年頃から幕府は海外渡航解禁をはじめ海外留学だけでなく商いの渡航も役所に届け出して渡海免状をえれば海外に出ることができました。パリ万博にもコマ回し一座や足芸、曲芸の一座などがやってきます。

→ プリンス・トクガワの欧州紀行

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キーエンス解剖 最強企業のメカニズム

 【書 名】キーエンス解剖 最強企業のメカニズム
 【著 者】西岡杏
 【発行所】日経ビジネス人文庫
 【発行日】2025/10/01
 【ISBN 】978-4-296-20964-4
 【価 格】900円

■社名
前身はリード電機で設立は1974年。1986年に社名を変更しキーエンスは「Key of Science」に由来

■デモ
顧客の前でどれだけデモを見せたかの回数がKPIになっている

■蛍光顕微鏡
暗室で使うのが常識 → 試料と対物レンズがあるエリアだけを筐体で包んで周囲の光を遮断 → 明るい部屋で作業ができ効率が上がる

■即納
1万種以上の商品がカタログに掲載され、数千円から1500万円ほどする高価な商品が即納される仕組みで海外でも95%ほどの即納率を実現している。

■協力会社
1年分を保証して買付、短納期は割増料金、残業代もきっちり払う条件-その代わり、仕事はしっかりお願い。取引先は夫婦と一緒で成り立たないと離婚に

■説得面接
入社試験 私は〇〇が好きではないのですが、好きになるよう説得してください、飛行機派を電車派にする など

→ キーエンス解剖

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