駿甲相三国同盟
【書 名】駿甲相三国同盟
【著 者】黒田基樹
【発行所】角川新書
【発行日】2024/11/10
【ISBN 】978-4-04-082526-7
【価 格】1000円
たまたま3国に結婚できる子供たちがいたため駿河今川、甲斐武田、相模北条で聡明を結ぶことができました。
■穴山武田家
今川家との取次をしており駿府に旅宿がありました。
■婚姻
婿側から嫁側に使者派遣や起請文を出す慣習があり、嫁の実家に婿が挨拶するのはその名残。
■三国同盟
永禄元年11月~12月 今川義元が家督を氏真に譲ってから小田原を訪れています。
永禄3年(1560)景虎に対して今川、武田、北条の各当主が出陣し共同作戦を実現
■塩止め
駿河東部の国衆・葛山氏元が甲斐への塩荷通行を停止 氏直の指令があったかどうかは不明
■今川氏真
上杉の動きに北条も武田も援軍が出せず、氏真だけで家康と対峙することになります。ただ武田信玄は今川を側面応援するために永禄6年、元康に対する謀反騒ぎを起こさせているようです。同盟を維持するために北条、武田への援軍に遠州の国衆が反乱し、その対応におわれることになります。信玄に対して疑義があった氏真のところに景虎から同盟交渉の打診があり三国同盟は崩壊にいたります。氏真・景虎同盟か信玄・家康同盟のどっちが先に動くかになり信玄・家康が早く動きました。北条は今川を助けることにしましたが氏真の裏切りについては認識していました。
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