伽耶/任那
【書 名】伽耶/任那
【著 者】仁藤敦史
【発行所】中公新書
【発行日】2024/10/25
【ISBN 】978-4-12-102828-0
【価 格】900円
副題が「古代朝鮮に倭の拠点はあったか」です。日本史で任那日本府と倭の拠点があったと習いましたが、どうも違うようです。
■馬韓、辰韓
313年に楽浪郡が高句麗によって滅ぼされ翌年には帯方郡が滅亡します。朝鮮南部では自発的な国家設立となり馬韓からは百済が辰韓からは新羅が生まれます。伽耶諸国の台頭もこの頃で中心となる金官の前身は狗邪韓国である。
■神功皇后
魏志倭人伝に卑弥呼や台与と記載されているため神功皇后の在位期間を120年さかのぼってあわせたようです。
■任那日本府
倭系の人々の総称のようで吉備氏らが伽耶諸国に居住していました。百済は地方官僚に倭系百済官僚を任命していたようで、未服属地域には倭系豪族の軍事力に期待して任命していました。韓国にある前方後円墳はこの豪族の墓のようです。日羅は九州の豪族の子で百済官僚でもありました。
■任那四県の割譲
大伴金村が責任をとらされますが、実態は百済が南韓へ侵攻し、日本としては進出する前から割譲した形で辻褄をあわせたようです。
■任那の調
任那はなくなりましたが百済・新羅が任那から任那の名前で調をおさめさせます。これも建前です。
→ 伽耶/任那
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コメント
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投稿: strategi trading | 2024/12/03 01:42