空白の日本史
【書 名】空白の日本史
【著 者】本郷和人
【発行所】扶桑社文庫
【発行日】2020/10/10
【ISBN 】978-4-594-09885-8
【価 格】900円
新書に加筆して文庫化したものです。
■毛越寺
隣国である毛の国(上野、下野)や越の国(越前、越中、越後)にもこんな立派な寺はない、このあたりの地域で一番の寺という意味で名づけられたのではという説があります。
■神道よりも仏教
天皇家の姫君が斎王になることはありますが新王から神主になる人物はいませんでした。明治になってから神様の子孫である天皇にするために明治天皇による伊勢神宮参拝などが行われます。
■エマニュエル・トッドの研究
単婚小家族 → 直系家族 → 大家族
古い国を中核とし周辺国へ押し出されていく
中国 単婚小家族から直系家族に移行する時に朝鮮、日本、ベトナムなどの周辺国が単婚小家族になります。中国か直系家族から大家族へ移行すると周辺国は直系家族になっていきます。単婚小家族はさらに周辺の東南アジアの島々へひろがっていきます。柳田國男の蝸牛考がよく似ていて近畿がカタツムリをデデムシり呼ぶのが一番新しく中部・中国ではマイマイ、関東と四国はカタツムリ、東北や九州ではツブリ、東北北部や九州西部ではナメクジです。一番古いのがナメクジになります。
日本では天地・天武天皇あたりから直系家族になっていきます。
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