青年・渋沢栄一の欧州体験
【書 名】青年・渋沢栄一の欧州体験
【著 者】泉三郎
【発行所】祥伝社新書
【発行日】2011/02/10
【ISBN 】978-4-396-11230-1
【価 格】860円
■ベルギー国王の売り込み
大君の使節として条約締結国をまわりましたがベルギー国王は鉄の重要性を説いて鉄の売り込みをはかってきました。渋沢栄一には大きなショックでした。
■祝砲
ドーバーの港に着いた時に21発の祝砲が響く中、町民の代表が歓迎文を読み上げます。西欧では町の入口で、入ってくる人に敬意を表し、町を自由に視察するための鍵を与える意味があります。
■家庭教師
民部公使(昭武)に対して慶喜がナポレオン3世に家庭教師を依頼したところヴィレット中佐が指名され、日常の世話はフォロリヘラルドが担当します。日本でいうと侍と町民という関係ですが上下の感覚がなく平等なことに渋沢栄一は驚きます。
■経済
フランスの国債と鉄道会社の社債を買うことを勧められ帰国で処分する時に社債で500円ほど儲かることになります。帰国後は欧州での会計報告書を提出し、財務の人材がいないため政府に迎え入れられることになります。
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