戦国史の新論点
【書 名】戦国史の新論点
【著 者】渡邊大門
【発行所】星海社新書
【発行日】2024/07/22
【ISBN 】978-4-06-536027-9
【価 格】1500円
■松永久秀
足利義輝暗殺の黒幕とも言われていますが、松永久通と三好義継らが独断で襲ったようです。義輝周辺を討てば、すべて解決できるという若者の発想では無理と思っていたようで、素早く義昭を保護し、いざとなれば傀儡として擁立することも考えていたようです。
信貴山城で自害しますが信長自身は謀反の首謀者は久秀ではなく久通と認識していました。
■明智光秀
田中城に明智光秀が籠城していて光秀から口伝を受けた古文書がみつかり話題になりましたが、永禄9年(1566)年当時に田中城にいたという説は、浅井長政の勢力圏であり無理で、おそらく元亀3年(1572)年に浅井方の田中城を落城させた功績で信長が光秀に田中城を与えたのを混同した可能性があります。
■上杉謙信の遺骸
上杉景勝が越後から会津に移った時、上杉謙信の遺骸はそのままだったようで、後で問題になって会津に移したようです。
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