蔦屋重三郎と田沼時代の謎
【書 名】蔦屋重三郎と田沼時代の謎
【著 者】安藤優一郎
【発行所】PHP新書
【発行日】2024/07/26
【ISBN 】978-4-569-85740-4
【価 格】1050円
■貸本屋
江戸藩邸では勤番者(単身赴任ででてきた藩士)に対しては屋敷の外に出るのはトラブル防止もあり制限されていました。そこで楽しみになったのが囲碁、将棋、貸本でした。娯楽本以外に春画も扱っていたようで、屋敷にもってきてもらえるので、人の目を気にせず、なかなかうまい商売です。蔦屋重三郎もこの貸本屋からスタートします。
吉原で書店を開業し、やがて日本橋で新しい書店を開きます。曲亭馬琴によると「世の中に吉原で遊んで財産を失う者は多いが、吉原から出てきた者で大商人として成功を収める者はなかなかいない」と評価していました。
■質屋の金利
金2両までなら年利28%、十両までなら年利24%、百両までは年利20%
日済貸(ひなしがし)85.7%
百一文(ひゃくいちもん)360%
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