歴史の真相が見えてくる旅する日本史
【書 名】歴史の真相が見えてくる旅する日本史
【著 者】河合敦
【発行所】青春新書
【発行日】2024/04/15
【ISBN 】978-4-413-04692-3
【価 格】1400円
■宇多須神社
江戸時代に前田利家を祀っており明治になってから尾山神社が創建されて移されます。前田利家は現場での働きを期待されており長篠の合戦の頃には将官不足となったため一軍の将になっていきます。利家はソロバン重視で莫大な財産を築いていましたが、前田利長に借金証文を渡しながら、俺が死んでから前田の味方になった大名には証文を返し、借金を免除してやれ、そうすれば前田家の勢力は増大すると語りました。
■咸臨丸
太平洋横断をした後、対馬を占拠したロシア艦に交渉する幕府の施設を運んだりしていました。やがて蒸気機関がダメになり帆船として使用されますが榎本武揚が品川港から幕府海軍を出す時、回天丸に曳航された咸臨丸は房総沖で艦隊とはぐれてしまい清水港に入ってしまいます。湾内にいた新政府軍の軍艦に攻撃されてしまいます。亡くなった咸臨丸乗員の遺体を葬ったのが清水の次郎長です。咸臨丸はやがて北海道で使われていましたが函館近く木古内町で座礁し沈没してしまいます。
■出島
築城経費の一部は幕府でしたが大部分は25人の裕福な長崎商人が出資。借地料として銀55貫(1億円)が毎年、オランダ商館から商人に支払われていました。
■木曽福島 関所
脇道にも関所が作られ贄川関所と妻籠関所がありました。箱根の場合は仙石原、根府川、矢倉沢、川村、谷ケ村という5つの裏関所があった。関所破りの報告は数例しかなく、よほどのことがない限りは見て見ぬふりをしていました。
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