磯田道史と日本史を語ろう
【書 名】磯田道史と日本史を語ろう
【著 者】磯田道史
【発行所】文春新書
【発行日】2024/01/20
【ISBN 】978-4-16-661438-7
【価 格】900円
■武田信玄
家康が旧武田領に進駐すると人を煎り殺す釜を発見し、一罰百戒になると家康は考えましたが家臣の本田作左衛門が恐怖で人を治めても長続きしないと諭した逸話があります。家康は軍事を信玄に学び治世は北条を見習いました。
■赤穂浪士
大石内蔵助は詳細な会計報告を残し、また吉良邸の外に医者を待機させて、簡易救護所まで作っていました。
■将の条件 鈴木正三(禅僧で元は三河武士)
・先見の明がある
・時代の流れが的確に読める
・人の心をつかむことができる
・気遣いができて人徳がある
・自己の属している共同体、組織全体について構想をもっている
・大所高所から全体が見渡せる力量をもっている
・上に立つにふさわしい言葉づかいと態度が保てる
■信長の死生観
信玄が信長の故郷近くの僧に信長の人となりを尋ねる一説が信長公記にでてきます
「しのび草には何をしよぞ、一定kたりをこすよの」
自分が死後、何をやったといって語られるかを意識していました。実に長い人生観をもっていました。
■梅毒
鉄砲伝来より30年以上も前、1510年代に日本に入ります。朝鮮出兵の影響が大きく、肥前病とも呼ばれています。
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