地図バカ
【書 名】地図バカ
【著 者】今尾恵介
【発行所】中公新書ラクレ
【発行日】2023/09/10
【ISBN 】978-4-12-150801-0
【価 格】900円
■トーマスクック
英国の旅行会社で赤い表紙のコンチネンタル・タイムテーブルにはヨーロッパの主要な列車が網羅されていました。作ったトーマスクックが生まれたのが1808年で伊能忠敬が四国から九州を測量してまわっていた頃になります。
■山手急行電鉄
塹壕列車という名前で計画されましたが大恐慌が起きて計画で終了してしまいました。当時は第一次世界大戦が終わってまだ9年目で塹壕戦での戦いによく耐えた上着がトレンチ(塹壕)コートと呼ばれるようになります。
■新聞電車
大正12年(1923)頃、南海電車には新聞電車が難波を深夜2時半、3時15分発で出ていて朝刊を届けていたようです。一般客も乗車できたようです。
■大日本地名辞書
読売新聞・特派員だった吉田東伍が一念発起して作った辞書で出版を引き受けたのが神保町の冨山房。7冊揃いで大字までが網羅されています。
■日本で初めての電線
明治2年(1869)横浜の灯台から横浜裁判所までの800mを電信線がひかれました。
■沓掛
全国にある地名で峠越えする前に宿場で草鞋を新調し、今まで履いていた草鞋を掛けて安全祈願したことから沓掛という地名になっていきます。
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