三重の街道をゆく
【書 名】三重の街道をゆく
【著 者】千枝大志
【発行所】風媒社
【発行日】2023/08/10
【ISBN 】978-4-8331-4312-7
【価 格】1800円
三重県内のいろいろな街道を解説しています。
■伊勢街道
日永の追分 鳥居が建てられたのが安永3年(1774)6月で目的は東海道を往来する人々が伊勢神宮を遥拝するためです。
関の追分 東の追分で伊勢別街道に分かれますが元禄5年(1692)の地図には鳥居が描かれておらず、それ以降の100年間に建てられたようです。
■ヲハライ丁
宇治橋を渡った神苑と呼ばれ何もない地域にかっては神主、御師などの屋敷が立ち並んでいました。ここが江戸期にヲハライ丁と呼ばれた地域になります。
■山田羽書(地域通貨)
桑名、四日市など街道筋でも使えましたが宮川より東では伊勢神宮の直轄地(神領)でしか使えなませんでした。購入者は不用品購入に走る浪費効果があり経済効果が高くありました。
■私幣禁断
天皇以外のものが幣帛を捧げて祈願することを禁じていました。天皇の権威が衰えた室町時代に足利義満が伊勢神宮n祈願。これが契機となり武士などが参宮をはじめ拡がっていきます。神宮では祈祷できないので御師の館で神楽が催されます。
■若戎酒造
俵屋儀左衛門は宿舎でしたが嘉永6(1853)年に酒造に転業。もともとは重藤酒造という名前で若戎酒造に社名変更し、儀左衛門という酒銘で販売。
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