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2023/08/19

徳川時代の古都

 【書 名】徳川時代の古都
 【著 者】安藤優一郎
 【発行所】潮新書
 【発行日】2023/08/20
 【ISBN 】978-4-267-02400-9
 【価 格】900円


■江戸時代の奈良
205町で約35,000人 京都や大坂の1/10
露座の大仏を修復し元禄4年(1691)に大仏開眼供養を開催
大仏殿を作ることになり宝永5年(1708)に完成
ものすごい観光客が押し寄せることになります


■鎌倉
徳川光圀が鎌倉、江ノ島、金沢を訪れ「鎌倉日記」のまとめる
江戸時代になり吾妻鏡や太平記に書かれた名所旧跡を巡ることがブームになる


■家康の江戸転封
国替えは天正18年(1590)5月27日に内示
それ以前に風評が陣中に流れており流したのは秀吉
水面下で家康に打診して外堀を埋めるために情報をリークした模様


理由の一つとして北条と不戦のまま臣従させられず開戦したことがあり親戚関係だった家康への期待が裏切られたこともあったようで、戦争で荒廃した北条氏の旧領をしっかり統治することで責任を取らせる目的があった模様。


■仙台
塩竈神社ー陸奥国一の宮で伊達家の藩主は大神主をつとめるのが習わし。東北の人心を掌握するためであった。


■静岡
明治までは府中で、駿府城の北にある賤機山から静岡となる。


■問丸
水上運送を仲介した業者。荷物の保管、委託販売、旅宿の提供を業務とする商人。


■山口城
4つの街道が交差する交通の要衝が山口。お茶屋と呼ばれる藩主用の宿泊施設があり、これが幕末に山口政事堂となり山口城が築城されます。

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