線の思考
【書 名】線の思考
【著 者】原武史
【発行所】新潮文庫
【発行日】2023/05/01
【ISBN 】978-4-10-134582-6
【価 格】670円
小説新潮に連載されたものをまとめた一冊。
■赤羽ー大宮(東北本線)
東京から京都まで鉄道をひくときに、まず候補になったのが中山道。浦和も大宮も中山道の宿場町だったので1883(明治16)年に上野ー熊谷間が開通した時は中山道鉄道の一環でした。ところが東海道沿いに変更となったため東北本線になります。
■天王寺駅
阪和線ホームは頭端式になっていますが、もともとは阪和電気鉄道(天王寺ー和歌山)という私鉄を引き継いだためで、その面影が残っています。
和泉府中-泉井上神社は湧き出る泉の上に建てた神社で和泉の由来になっています。また境内には和泉国総社があります。
熊取-中家住宅 後白河法皇が熊野行幸のおりに行宮にした家で現在は江戸時代初めの家
■息長氏
米原市に息長という名前が残っていて山津照神社があり、ここの墳墓が継体天皇に娘をおくった息長真手王の墓ではないかという説があります。
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