教養としての「戦国時代」
【書 名】教養としての「戦国時代」
【著 者】小和田哲男
【発行所】PHP新書
【発行日】2023/03/29
【ISBN 】978-4-569-85438-0
【価 格】1000円
■北条氏康の税制改革
天文19年(1550) 段銭、懸銭、棟別銭の3つに整理統合
目安箱の設置 役人・代官が不正を働いたら領民は直接、北条氏に訴えよ
■秀吉の危機管理能力
あらゆる事態を想定していたようで、備中高松城攻めでは城攻めと同時に講和交渉も行い二面作戦をとっていた。選択肢を多く用意することで本能寺の変が起きた時に講和をまとめて大返しができた。
■川中島の戦い
激戦となった第4次は上杉謙信が先手をうった可能性が高い。前年に桶狭間の合戦があり今川義元が討死したため甲相駿三国同盟を瓦解させるチャンスととらえたための模様
■長篠の合戦
高天神城の攻防戦では信長軍が遅れ落城したこともあり、家康は援軍が来ないと武田に寝返って尾張を攻めると使者に言って信長を促した話が残っています。信長は兵を失う可能性を減らすために陣地を築いて馬防柵をたて負けぬ戦をしようとして、勝頼は撤退すると考えていたようです。
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