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2023/03/25

今日から使える行動経済学

 【書 名】今日から使える行動経済学
 【著 者】山根承子、黒川博文、佐々木周作、高阪勇毅
 【発行所】ナツメ社
 【発行日】2019/04/01
 【ISBN 】978-4-8163-6610-9
 【価 格】1400円


■合理的経済人
まったくいないわけではな、ある研究では446人中31人(約7%)いました。


■ボーナス
成果が出てからボーナスを渡すよりも、先にボーナスを渡して成果が出なければ没収するというボーナスの与え方の方が成果が高い
損失回避ー1万円をもらった喜び < 1万円を失った時の悲しみ


■ハウスマネー効果
損失回避の性質があるが偶然、得すると散財する あぶく銭はおしくない


■貯蓄はオプトアウト
退職貯蓄制度に自動的に加入し、収入が増えれば自動的に積立額をアップ


■具体的な行動設定
ワクチン接種率をあげるには接種可能な日を伝えるだけでなく、具体的な行動の日時を記入させる


■主観確率
小さすぎる確率の差が苦手 実際(客観確率)よりも大きく感じることもあり小さく感じることもある


■引き立て役
ウェブ版 59ドル、印刷版 125ドル、ウェブ&印刷 125ドル → 84%がセット版、ウェブ版は16%で印刷版は0%
ウェブ版 59ドル、ウェブ&印刷 125ドル → ウェブ版が84%で逆転
印刷版のみはセット販売のためのオトリ


■保有効果
一度、手に入れたものは二度と手放したくない
保有効果は現在の状態を高く評価する→現状維持バイアス


■プロジェクションバイアス
今を高く評価するために、現在の状況を未来に投影してしまい正しい予想ができなくなる


■社会比較ナッジ 他人との違いに敏感になりがち
ホテルでのタオル再利用
「75%の人たちが再利用に協力している」と表示すると再利用率が10%アップ


■負の互恵性
最後通牒ゲーム 1000円を好きなように分けられるが相手は拒否できる
拒否した場合は2人とも受け取れない
40%ほど渡す時には成立 16%以下なら拒否ー少ない金額なので、いっそうのことゼロ円にしてしまえ


■学校教育
グループ学習 → 他人への信頼性が増す
成績順位をつけない非競争な教育を受ける→利他性は低く、協力に否定的で、やられたらやり返すという価値観をもつ

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