将軍の日本史
【書 名】将軍の日本史
【著 者】本郷和人
【発行所】中公新書クラレ
【発行日】2023/03/10
【ISBN 】978-4-12-150789-1
【価 格】860円
■山槐荒涼抜書要
公家・中山忠親の日記「山槐記」と公家・藤原資季の日記「荒涼記」を抜書したものですが、山槐記で記述が落ちていたものが書かれていることが分かり、それが源頼朝の征夷大将軍任命に関する話です。頼朝が求めたのは大将軍でした。朝廷は縁起がよいからと征夷大将軍にします。大将軍になると開府儀同三司という役職となり自分で自分の部下を選べられる開府ができます。大江広元あたりが入れ知恵したようです。
鎌倉に政所ができたのが1192年で三位以上となると役所を開き自分の財産などが管理できます。1190年に源頼朝は奥州藤原氏を滅ぼし都入りして二位の位階を授けられました。そこから2年を待ち、征夷大将軍に任じられてから政所を開きます。
■武士
平安時代、国司の任期は4年で、この間に大きな大狩りを行いました。この大狩りの招待状が届くと武士として認められたことになります。
■義満時代の守護大名
動員できた兵は300名ほどで、義満は3000名ほど動員できました
■牛耳る
諸侯が盟約を結ぶときに牛を生贄にして耳を切り、その血をすすりました。牛の耳を切るのが盟主となる覇王でした。牛耳をとるから牛耳るになります。
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