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2023/01/28

日本の歴史を突き詰める おおさかの歴史

 【書 名】日本の歴史を突き詰める おおさかの歴史
 【著 者】地方史研究協議会
 【発行所】文学通信
 【発行日】2022/11/30
 【ISBN 】978-4-909658-92-0
 【価 格】1500円


■樟葉台場
会津藩の建白に従って構築。砲台は備えますが京街道を取り込んで関門を設置しました。京都に入る不逞浪士を防ぐ狙いがありました。また外国船が登ってこれないところに砲台を築いたのは朝廷対策で、関門を設けようとすると尊王攘夷派の公家から反対されるため京都を守るために台場を作る形にしました。


■水帳(土地台帳)
江戸時代の都市では家屋敷売買を行う時に町中に伝え了承を得て契約を結ぶ必要があった。家を買うことは町人になって町の構成員になることからです。明治12年に地方三新法が施工されて終了します。


■川口居留地
最初は神戸より人気でしたが河口から遠く、安治川の川底が浅いため大型船が使えず、1874年に大阪ー神戸間に鉄道が開設されると神戸への移転があいつぎ、残ったのはキリスト教関係者だけになります。


■地黄
能勢には野間に採銅所があり、また地黄には御園があってジオウを都に献上していました。


■新古今和歌集
後鳥羽院の熊野行幸についていったのが藤原定家で、和歌会が催され、熊野詣では勅撰集編集の成功祈願だったようです。


■渡辺津
御厨子所領大江御厨の一部でしたが白河院が渡辺惣官職を作って王家の経済基盤にしようとしました。惣官職に渡辺伝という武士に命じて、渡辺一族は水運をになっていきます。のちに渡辺氏は遠藤氏とともに渡辺党を構成していきます。鎌倉時代末期まで惣官職として得た利益を院に奉仕していました。

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