最期の日本史
【書 名】最期の日本史
【著 者】本郷和人
【発行所】扶桑社新書
【発行日】2023/1/1
【ISBN 】978-4-594-09273-3
【価 格】946円
■兜
武士が月代(さかやき)と呼ばれる前頭部を剃るのは、兜を被る時に熱がこもってつらいからです。
■ペスト
中世ヨーロッパでペストが猛威をふるい、中国にはモンゴル帝国「元」がありましたが、滅亡の一因がペストのようです。モンゴル帝国と日本には国交がなかったため、ペストは日本に入ってこなかったようです。
奈良時代の天然痘で600~700万の人口の150万~200万人が亡くなった可能性があります。
■黒田官兵衛
大変な愛妻家ですが、梅毒をわずらっていましたので、どこかで女郎遊びをしていたようです。薬と思われていた水銀を飲んでおり、よく頭巾をかぶっているのは頭にデキモノがあった可能性があります。
■医者の育て方
有用な若者がいたら、皆でお金を出し合って大坂や長崎に国内留学させて医学を学ばせ、帰って医者を開業します。お金がたまれば、今度は有望な若者を支援する側にまわります。また人脈を作ることができました。
■徳
徳政令の徳には返すという意味があり、安徳天皇、崇徳天皇、順徳天皇など京都以外で無念な死を迎えており、魂だけは京都へ帰ってくださいという意味をこめているようです。
■両墓制
遺体を埋める埋め墓と、お参りする詣り墓を分けていて、藤原忠平が「父と祖父がどこに埋められているか知らない」と記載しています。
■これでおしまい
勝海舟の臨終の言葉 十返舎一九は棺桶にしこたま花火を仕込んでいたようで火葬にしてくれという遺言に従って火をつけたら江戸の街に花火があがります。
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