戦国武将の現場感覚
【書 名】戦国武将の現場感覚
【著 者】西股総生
【発行所】KAWADE夢文庫
【発行日】2022/3/30
【ISBN 】978-4-309-48582-9
【価 格】720円
■先込め銃
一発撃つと、カルカという棒で火薬カスをこそぎ落とし、次の火薬と弾を筒先からいれてカルカで突き固める。また弾込めの時に、銃身をたてる必要があり、伏せ撃ちができない。近代になって元込めになったため、匍匐前進しながわ撃つことができるようになった。
ひととおりの操作をマニュアルで覚えてしまえば誰でも活用できる。非正規の兵を傭兵として集め、鉄砲足軽ができあがる。設備投資に金はかかるが人件費は家臣に比べ格安ですむ。
■長篠の合戦
徳川家康を戦場に引っ張り出すために、武田勝頼は落城させないように長篠城を攻めます。家康軍が勝頼軍の猛攻を防げないと考えた信長は各隊から鉄砲を集めて援護射撃をする体制を整えます。設楽ヶ原で家康軍と勝頼軍がぶつかりますが、援護射撃もあり、家康軍はなんとかしのぎます。信長軍にも家康の援護にまわらないように勝頼軍は攻撃して釘付けしますが信長は陣地から出ない形で鉄砲を打ちかけます。武田軍が攻めつかれたところを狙って信長は温存していた兵力をぶつけ武田軍を崩します。
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