歴史学者という病
【書 名】歴史学者という病
【著 者】本郷和人
【発行所】講談社現代新書
【発行日】2022/8/20
【ISBN 】978-4-06-526097-5
【価 格】900円
「私の履歴書」のような一冊です。
■東大史料編纂所
塙保己一の和学講談所からスタートし、最大のミッションは大日本史料の編纂事業で著者の職場。ちなみに編纂所のトップが奥さんの小泉恵子。
■紀伊国・名手荘
在地領主ー長男
高野山ー次男
実家の武力を背景に高野山は戦国大名にようになっていきます。
横のつながり(仏の前で平等)VS 主人と家来の上下関係による縦社会
■博士号
課程博士ー課程を修了した段階で取得できる
論文博士ー博論の執筆
ヨーロッパー年季と経験を積んだ学者が博士論文を書いて博士号をえる
アメリカ-一定の単位を取得して博士号をえる
文系はヨーロッパ型だったが文部科学省が博士課程があるなら博士を出せと、出せないなら予算削減と言い出したためにアメリカ型に
■陣の義 陣の定
鎌倉時代の貴族の会議 冒頭で条事定という紙が配られ国を治める方策が細かく書かれており全員が閲覧してから会議に入る
実は形骸化しており、毎回同じ内容で単なる形式
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