« 本屋図鑑 | トップページ | 南洋の日本人町 »

2022/08/11

潜入ルポ アマゾン帝国の闇

 【書 名】潜入ルポ アマゾン帝国の闇
 【著 者】横田増生
 【発行所】小学館新書
 【発行日】2022/8/6
 【ISBN 】978-4-09-825432-3
 【価 格】1,200円


■小田原物流センター
2017年当時、メンチカツ定食350円、サラダ100円、定食の味噌汁とライスはセルフサービス
クリスマス前後になると定食が200円となり正月3ケ日は無料になる


■ヤマト運輸
アマゾン発の個人宅向け荷物
2000年、スタート時はペリカン便(日本通運)で1個300円
2009年、佐川急便に切替 1個270円
    業界シェアを取るためだったが、あまりに安すぎたため2013年に撤退
佐川の後を引き受けたのがヤマト運輸ーシェア拡大を意識
ヤマト運輸の18億個のうちの3.5億個ほどを占め、1個280円の契約
関東発関東着の60サイズの損益分岐点が280円(引き受けは700円)で全国一律280円は完全な赤字
→ ドライバーのサービス残業となり未払い残業代問題で労基署から是正勧告
→ 総量規制と値上げ(アマゾンとは最大460円で契約)
アマゾンは個人事業主1万人を組織化(デリバリープロバイダー)


時間指定
なければ時計の右回りのように効率よく回れるが、時間指定のせいで非効率にーヤマト自身が始めたサービスなのでやめられない
デリバリープロバイダーは不在票を入れずに何度も回った方が効率がよい


■アマゾンの創業
1994年7月 カダブラ社として登記
社名を検討 awake.com、browse.com、bookmall.com、relentless.com(絶え間ない)-アマゾンに飛ぶようになっている
2016年5月 アマゾンジャパン合同会社に(決算の広告義務がない)


■マーケットプレイスの仕組み
アマゾン自身が「吾輩は猫である」を756円で販売
書店は22%なので160円ほど


古本業者が100円で販売
基本成約料 100円
販売手数料(15%) 15円
カテゴリー成約料 80円で合計195円
で在庫も持たず発送もせず195円入ってくる方がおいしい


相乗りーすでに出品された商品と同じ商品を出すー値引き合戦に
オリジナル商品-ロゴを商品につけてロゴマークと一緒に独自商品であることをアマゾンに申請


■AWS
2006年スタート、2010年に日本でもスタート
高度な需要予想やアフィリエイトに支払う報酬計算などにサーバーとデータベースが必要
クラウド上に構築をかんがえ、空きスペースを外部販売することで投資コストを下げることが目的


2015年 AWS-売上高78億ドルで全体の7%ながら営業利益は全体の41%


■レビュー
サブセラー 中国人セラーのなかにはレビューを集める業務を外注したい人がいて仲介する役
フェイスブックやLINEにレビューを書いてもらいたい商品の情報を流す-5ツ星のレビューが確認されたら中国の業者に連絡して商品代金を返金

|

« 本屋図鑑 | トップページ | 南洋の日本人町 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 本屋図鑑 | トップページ | 南洋の日本人町 »