« まんがと図解でわかる統計学 | トップページ | 夢をかなえるゾウ0 »

2022/06/11

ここまで解けた縄文・弥生という時代

 【書 名】ここまで解けた縄文・弥生という時代
 【著 者】山岸良二
 【発行所】KAWADE夢新書
 【発行日】2022/05/20
 【ISBN 】978-4-309-50436-0
 【価 格】890円


■縄文土器
モース博士が大森貝塚を発掘し、発掘調査報告書を英文で書きますが土器群を「コードマークドポタリー」(縄・ひもつき土器)と名づけ、これが縄文土器という名前で定着しました。


■埋蔵文化財センター
バブル経済崩壊の後、埋蔵文化財センターの80%がなくなり、2000年代になると民間の発掘会社ができ発掘を請け負うようになります。2005年には業界団体である日本文化保護協会ができます。その代わり自治体の発掘力が弱まり補助金不正事件なども発生するようになります。


■安満(あま)遺跡
弥生前期の水田跡が9000平方メートル以上が発見されています。大洪水があり水田がパックされて残り2018年に発見されました。日本で初めて集落&水田&方形周溝墓がセットで見つかりました。


■10進法
福岡で弥生時代の権(けん 重さをはかる分銅)が出土し、朝鮮半島で見つかった権の3倍、6倍、20倍で10進法が用いられていたことが判明しました。


■観光考古学
吉野ケ里遺跡、三内丸山遺跡など遺跡が集客できるようになりました。吉野ケ里遺跡には260万人もの見学者で一人が千円のお土産を買うと、それだけで26億円の経済効果になります。

|

« まんがと図解でわかる統計学 | トップページ | 夢をかなえるゾウ0 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« まんがと図解でわかる統計学 | トップページ | 夢をかなえるゾウ0 »