ウイルス学者の責任
【書 名】ウイルス学者の責任
【著 者】宮沢孝幸
【発行所】PHP新書
【発行日】2022/04/06
【ISBN 】978-4-569-85158-7
【価 格】980円
■ウイルスと人の接触を減らす
目、鼻、口なのでウイルスに曝露される量を減らせば感染リスクが下がります。マスクと15秒ぐらいの手洗いをすれな、かなりの量を減らせます。PCR陽性は感染してウイルスがピークの時も1週間ぐらいにたってうつさない1/100になっても養成になります。ウイルスの量が問題で1/100になれば、かなりのリスクが下がります。リスクが高いのが高齢者で誤嚥してしまって肺にウイルスが入ると症状が重くなります。
■インフルエンザ
流行すると1週間で100万人が感染、2017年~2018年で1458万人ほど。新型コロナウイルスは2019年~2022年2月で400万人程度の感染力になります。
■リスクコミュニケーション
サルレトロウイルスは人に感染することがありますがマスコミから「人に感染しますか?」と聞かれると「人に感染して人が発祥した事例はない:と答えます。「人に感染する可能性がある」だとパニックになってしまいます。
■猫のレトロウイルス
家ネコは中東で飼いならされ1万年ほど前から人と一緒に世界へ広がりましたが、レトロウイルスから2系統あることがわかりました。中東からヨーロッパに移動した西回りの猫とシルクロード沿いに東回りした猫です。
■プロジェクト研究
新しい発見にはセレンディピティが重要ですが5年間の研究予算がつくプロジェクト研究は計画通りにすすめることが重要です。研究は失敗するのが当たり前ですので、うまくいなかければ別の寄り道に変更して新しい発見につながりますが、これができない構造になっています。
■ダメな人を大事にする組織が、よい組織
仕事が抜群にできる人たちで新しい会社を作ってもうまくいかないことが多くあります。ダメな人が組織内に居場所があることによって、ほかの人たちの心が和らぎ、組織が平和になります。
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