世界を変えたヤバい税金
【書 名】世界を変えたヤバい税金
【著 者】大村大次郎
【発行所】イースト新書Q
【発行日】2022/03/18
【ISBN 】978-4-7816-8079-8
【価 格】840円
■大航海時代
トルコが高関税をかけており、特に香料は「銀1gと胡椒1g」ともいわれました。そこでトルコを経ずにアジアと交易をするために大航海時代が始まります。
■月餅税
中国では中秋節に月餅を食べる習慣がありますが高級菓子のために2011年、企業が社員に月餅を配ると給与とみなすことになりました。大反発になりましたが税金は月餅代金の1~2割で、会社から月餅をもらうのが得ということで文句を言いながら月餅を食べているそうです。
■窓税(イギリス)
暖炉税を作りましたが家に入らないといけないため大反対。そこで外から確認できる窓税にします。窓の数によって課税されます。その名残で古いイギリスの家では窓が塞がれています。
■消費税
累進性が高い消費税で導入目的は社会保障費でしたが、消費税導入とともに法人税や高額所得者の所得税が減税されたため、結局はこの穴埋めになりました。日本には物品税という贅沢品などにかかる税金がありました。きちんと業界も指定されていましたが、業界の関連団体が廃止の陳情を行い、結局は消費税導入になりました。自分だけが損をするのはいやだ、皆が損をするならよいという面があったようです。
■アンチドシス
古代ギリシャにはアンチドシスという富裕税がありました。自発的納税ですがユニークなのは自分よりも資産を持っている人デアンチドシスを免れていると指名することができました。
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