地球の中身
【書 名】地球の中身
【著 者】廣瀬敬
【発行所】講談社ブルーバックス
【発行日】2022/01/20
【ISBN 】978-4-06-526660-1
【価 格】1200円
NASAのニューホライズンが冥王星近くまで行っていますが、地球の中についてはよくわかっていません。人類が開けたもっとも深い穴は12kmで、地球の中心までの距離の0.2%です。
■大気の組成
窒素 78.08%
酸素 20.95%
アルゴン 0.934%
二酸化炭素 0.042% - 地球温暖化で話題になるが大気に占める割合は少ない
■地球の海
平均の深さは4kmほどなので、一つの水滴で集めると半径は700km程度。海水は地球全体の重さの0.02%になります。
■マントルの石
地球の中にあるマントルがプレートのぶつかりによって地表に出てきます。千葉の鴨川市周辺などが有名です。
■ダイヤモンド鉱山の見つけ方
アリは地下の岩石を集めるのでアリ塚を壊しガーネット(ザクロ石)が見つかると有望。ダイヤモンドを含む岩石にはガーネットが多く含まれているから。ガーネット、ダイヤモンドともにマントルの深い所でできます。
■日本沈没
海洋プレートが沈み込むとスラブになります。さらに深度が深いところにスタグナント・スラグがあります。これがマントル深部へ沈んでいくので、これに引っ張られて日本が沈没するという話ですが、実際は崩落する時にどこかでちぎれてしまいます。
■セントラルドグマ
地球では175万種の生物が確認されていますが、全てが同じセントラルドグマに従って生きているようです。地球のすべての生物はルカ(コモノート)と呼ばれる共通の祖先から進化したようです。
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