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2021/11/03

知らないと損する年金の真実

 【書 名】知らないと損する年金の真実
 【著 者】大江英樹
 【発行所】ワニブックスPLUS新書
 【発行日】2021/10/25
 【ISBN 】978-4-8470-6664-1
 【価 格】860円


■年金は保険で防貧機能がある
年金は共助で保険制度になっています。積立金方式になっていないのは防貧機能が必要だからです。人間、どこまで生きるかは分かりません。防貧機能というのは長生きしても貧困にならずに生活できる機能です。積立金だと予想以上に長生きするとお金がなくなってしまいます。生活保護は救貧機能で公助になります。また著者に「何歳から受け取ると得か」という質問があった時に「いつまで生きるか言ってもらったら計算できます」と答えているそうです。保険なので働けるうちは働いて何かあった時に助けてもらうというのが正解のようです。年金相談の現場では「繰り下げで後悔するのはあの世、繰り上げで後悔するのはこの世」という言葉があるそうです。


ただし一定期間、年金保険料を振込しないと年金はもらえません。年金には税金も入っているので年金が信用できないと保険料を支払っていない人は結局、年金を受給できず税金分を損していることになります。実際に未納になっているのは、わずか2%弱で、未納率4割と報道されるのは正式には未納月数で自営業者などが保険料の支払いを忘れた割合などになります。サラリーマンは年金保険料をおさめる必要がある人の9割になり、保険料は天引きされていますので、そもそも未納率4割になりようがありません。


■少子高齢化で年金は崩壊する
「ちょっと気になる社会保障」(権丈善一)によれば1人の就業者が何人の非就業者を養っているかで見る必要があり、1970年は1.05人ですが2040年に0.96人となるだけで
ほとんど差がありません。働き方が変化し専業主婦が減って共働きが増え、シニアも働くことになり、いろいろな改革が行われた成果がでています。制度改革でむこう100年間を想定し5年ごとに見直しをしようと決めましたが公明党のバカな議員が「100年安心」と発言してしまい、これまた勉強していないマスコミが飛びついてバズワードになってしまいました。来年のことも分からないので100年安心なんてありえません。ですので5年ごとに見直しましょうとなっています。

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