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2021/11/13

古代豪速の興亡に秘められたヤマト王権の謎

 【書 名】古代豪速の興亡に秘められたヤマト王権の謎
 【著 者】古川順弘
 【発行所】宝島社新書
 【発行日】2021/10/22
 【ISBN 】978-4-299-02161-8
 【価 格】982円


■語部
古伝承を語り伝え、公的な儀礼でそれを奉することを職業にした部


■先代旧事本紀
天磐船に乗ったニギハヤヒが32柱の神々を連れて河内の河上に天下ってから次に降りたのが大和も鳥見の白庭山。日本書紀などが編纂された時に既に世に知れ渡っていたようで否定できなかったのではと考えられている。物部氏の根拠地である渋川から渋川廃寺が見つかりましたが創建は7世紀前半と推定されており物部守屋が滅んでから菩提をとむらうために作られたのではという説が出ています。


■神武天皇陵
日本書紀の壬申の乱の記載に大伴吹負が大海人皇子側として戦うが、この時の神武天皇陵に馬と武器を奉納して勝利した記事があり、畝傍山近くに神武天皇陵があったことになります。藤原京造営でも壊されなかった塚山古墳と考えられています。


■国造
出雲だけでなく阿蘇国造、紀伊国造が宮司職を世襲する形で現代にまで続いています。


■新撰姓氏録
1,182氏が掲載され326氏が諸蕃に分類。渡来系氏族が該当します。


■秦氏
畑、羽田、秦野、畠山、服部、惟任、赤染、辛嶋などが子孫。長曾我部、島津も秦氏の子孫にあたる。

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