江戸のお勘定
【書 名】江戸のお勘定
【著 者】大石学
【発行所】MdN新書
【発行日】2021/8/11
【ISBN 】978-4-295-20195-3
【価 格】891円
■塩原屋太助
本所相生町の炭屋 俵単位で量り売りだったのを金額に応じて量り売る商売を始める
それでも炭を買えない人向けに炭の粉などを丸めた炭団を発明して販売
■チリンチリンの町飛脚(風鈴をつけて走った)
四つ時(午前十時頃)に日本橋人形町で書状を回収し浅草御蔵前まで24文(720円)、品川新宿まで50文(1500円)
牛込から九段坂まで32文(960円)
■鰻丼
歌舞伎の興行主だった大久保今助の発明
故郷に帰る途中、船で食べるために冷めないよう暖かいご飯の上に蒲焼を乗せる
■居酒屋
神田鎌倉河岸にあった豊島屋が発祥。角打ちのようなスタイルで田楽(1本2文 60円ぐらい)を酒と一緒に出す。
■商品券(料理切手)
大坂の高麗橋3丁目にあった虎谷伊織という菓子屋。プレゼント需要が生まれたのが料理切手で、持っていくと饅頭が受け取れる仕組み。
■半畳をいれる
芝居の升席に7人まで入ることができる。敷物は半畳に切ったもので、役者がうまくないと「ひっこめ!」と敷物が舞うことになり、野次ることを「半畳をいれる」となります。
■万年青(おもと)バブル
文化・文政年間には1鉢百両(1200万円)、なかには千両を超えるものもありバブルに
■強請(ゆすり)
人足が担いだ籠を揺する行為が語源に
■二束三文
下駄をすげかえる商売があり、なかには鼻緒だけをすげかえることがあり2足で3文(90円)で、値段が安い意味の二束三文の語源となる。
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