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2021/10/09

教科書に載せたい日本史、載らない日本史

 【書 名】教科書に載せたい日本史、載らない日本史
 【著 者】河合敦
 【発行所】扶桑社新書
 【発行日】2021/09/01
 【ISBN 】978-4-594-08931-3
 【価 格】880円


■遣唐使の答礼使
遣唐使は中国に対する朝貢外交でしたが国内向けには対等外交ということにしていました。ですので唐から使節を派遣したいという話は必死で断っていました。つまりダブルスタンダード外交を展開していました。


■お歯黒
平安末期は朝廷で使われ平氏もお歯黒をしていたため源氏との戦いで目印に使われていました。鎌倉時代になると下級武士にまで広がり、北条泰時が武士のお歯黒を禁じたりしています。江戸時代になるとなぜか既婚の女性だけになっていきます。


■鍋島直正
江戸時代の感染症といえば天然痘。佐賀藩藩主で牛痘苗を手に入れ、領民の乳児に接種を行います。領民が忌避しないよう藩主の息子にも率先して接種することで藩に広まりました。


■江戸の無血開城
幕末、西郷隆盛と勝海舟の会談が有名ですが、勝海舟はアーネストサトウを通じてイギリスのパークスと接触していました。江戸が攻撃されると最大の貿易国であるイギリスにとっては横浜の損害が無視できません。そこで討幕派を支援していたパークスは江戸総攻撃反対の援護射撃を行います。


■日露戦争
ロシアとの講和仲介をしてくれたのがアメリカのルーズベルト大統領でした。戦後、ロシアが南満州の利権を日本に譲った場合、日本はアメリカと共同で満州の鉄道を経営する協定(桂・ハリマン協定)を結んでいました。ところが日本は土壇場で約束を反故にして単独経営にしてしまいます。アメリカで排日運動が起きるきっかけになります。


■越後高田藩 榊原政令
莫大な借財がある藩の藩主となり、まずお国入りで江戸から高田まで300キロを草履で歩きとおします。また内職の奨励や殖産興業政策を行います。その一環が赤倉温泉の開発。泉源から7キロ離れたところに500本の大竹を組み合わせて温泉をひきます。泉源は山伏の修道場所でしたが藩主が掛け合い迷惑料を払うことで無事に温泉を確保。やがて温泉宿も整備され藩が運営する温泉となります。やがて民間の温泉組合へと引き継がれます。

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