戦国武将の選択
【書 名】戦国武将の選択
【著 者】本郷 和人
【発行所】産経新聞NF文庫
【発行日】2021/04/20
【ISBN 】978-4-7698-7034-0
【価 格】902円
■波多野氏
光秀の丹波攻めで立ちはだかったのが波多野氏。波多野氏は源義朝を支えた家人でした。本貫は神奈川県秦野市にあった波多野荘です。石見の吉見家(源範頼の子孫)出身の清秀が母方の波多野を名乗り、細川勝元に仕えたのが丹波・波多野氏の初代になります。波多野秀治と一緒に光秀と戦ったのが赤井直正でタレント赤井英和は子孫にあたります。波多野秀治の娘の一人は三木城の別所長治に嫁いでいました。
織田軍は三木城と八上城を攻めることになりますが25年前に同じことをやっていたのが三好長慶と松永久秀
■守護大名と戦国大名の違い
三好長慶は国人領主を支配ー守護大名
織田信長は地侍までを支配-戦国大名
地侍(小領主・国人)-農民&足軽 刀狩りの対象となる
国人領主ー小領主をたばねた地域一帯の領主
織田信長は小領主を村から話して城下町に住まわせ武士のサラリーマン化を行う
■寺社への寄進
室町幕府が小早川から起こされた裁判で悩みます。法理からいえば小早川ですが、仏に寄進された土地は悔い返すことができないという常識があり、このバランスで悩みます。
■牧村利貞
利休七哲の一人。稲葉一徹の息子で伊勢で2万石の大名になります。娘が「おなあ」でスカウトしたのが稲葉一徹の養女になっていたお福さん(春日局)です。「おなあ」の孫が家光の側室となります。
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