日本の城
【書 名】日本の城
【著 者】小和田哲男
【発行所】マイナビ新書
【発行日】2021/05/31
【ISBN 】978-4-8399-7569-2
【価 格】957円
■観音寺山遺跡
和泉中央にある高地性集落である観音寺山遺跡には173棟の建物跡があり高地で防御性を高めていました。やがて平地に移動しできたのが環濠集落です。
■方八町
多賀城は東西880m、南北700mで方八町に近い大きさ。東北地方には方八町と呼ばれる地域があり城柵があった可能性があります。方一町は一辺109mほどの方形でこれが武士の居館の標準サイズになります。古代の条里制の影響を受けたサイズのようです。堀・土塁が一重だと土豪(国人の被官)の城郭で二重になると国人の城郭となります。
寄親寄子制度ー国人領主が寄親で土豪や地侍が寄子となります。寄子を寄騎、与力と書く場合があります。
五八の枡形-横五間、縦八間の40坪が基本
■小字
兵を集める鐘打台がなまって蟹打台になって伝えられています。竹の内も元々は館の内(たてのうち)が訛ったというケースもあり、垣内、開戸、貝戸、垣外は「かいと」と呼ばれ城にまつわることが多い。
■瓦林正頼
摂津の国人領主 敵(三好?)が芥川の北に山城を築き300~500人が普請しているのに対し鷹尾城の普請は50~100人程度
■石垣
中井均氏の見分け方 素人でも積めるのが石積、プロの石工でないと積めないのが石垣
■破城
伊勢松坂城ー取り壊す費用がかかるため石垣、堀、天守も放置されたまま。天守は自然崩壊しました。
| 固定リンク
コメント