風土記から見る日本列島の古代史
【書 名】風土記から見る日本列島の古代史
【著 者】瀧音能之
【発行所】平凡社新書
【発行日】2018/06/15
【ISBN 】978-4-582-85883-9
【価 格】820円
■風土記が作られた理由
正史の一部門として地理的要素が必要で、日本書紀、古事記以外に地理書として成立したもので正史の「志」にあたる部分。漢書地理志で有名である。風土記を編纂することで天皇の支配がすみずみまで及んでいることを確認し公表するためのものである。
ただし「風土記」という言葉がつけられたのは平安時代の頃で菅原道真のライバルだった三善清行が風土記という言葉を使っており、これが最古の例で、この頃から使われだしたようです。作られた当時は下級官庁から上級官庁に提出する解(ゲ)【解文】として出されました。
■2月30日
全国で60ほど作られたという風土記ですが、ほぼ完本として残っているのは出雲国風土記です。誰がいつ作ったかも書かれていて書いたのは秋鹿郡の人である神宅臣金太理という人物。
書かれたのが天平5年(733年)2月30日です。実はこの日付が問題となって偽書説まで出ましたが、正倉院から2月30日付の文章が発見され、奈良時代に2月30日があることが分かりました。
■浦嶋子
浦島太郎のモデルです。丹後国風土記では舞台が与謝郡で在地豪族である日下部首の先祖になっています。舞台はいろいろで住吉や余呉湖などがいろいろです。
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