小説家になって億を稼ごう
【書 名】小説家になって億を稼ごう
【著 者】松岡圭祐
【発行所】新潮新書
【発行日】2021/03/20
【ISBN 】978-4-10-610899-0
【価 格】800円
■読書家はごく一部
読書は生来の素質に大きく左右され、能動的に文章を読んで、受動的に内容を解釈し楽しみや喜びにつながる層とは一握り、そのため日本最大のベストセラー文芸は600万部程度。ある特定の小説家の顧客となるうる層はどうがんばっても300万人以下になります。40人いても39人はお客ではないことになります。
■責了
責任校了の略で印刷所の責任にて校了したことになり、これ以降の直しは一切、行えません。製本前に見本本が送られてきますが、この時にミスが見つかる時がありますが、版を改めない限り、直しはききません。出版社に八つ当たりする作家もいるようで校正漏れは最終的に著者の責任と明記した出版契約書を用意している出版社もいます。
■出版して売れなかった場合
取次が明確に分かります。本の委託販売は105日間なので売れなければ、この間に取次に戻ってきます。
■アルコールが入っているからこそ傑作が書ける
細部のじょうほうを省略しているため楽に作業が行えるように錯覚しているだけ
■文学賞
編集者が気をきかして宴の席を用意します。当選すれば祝賀会になりますが落選すると残念会になります。同席者がどんどん減っていき最後は編集者とサシで飲むことになります。
■映像化は出版に影響するか
映像化されても文庫で1万部ほどの重版のみということがよくあり、それほどの効果はないそうです。
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