ネット興亡記 敗れざる者たち
【書 名】ネット興亡記 敗れざる者たち
【著 者】杉本貴司
【発行所】日本経済新聞出版
【発行日】2020/08/25
【ISBN 】978-4-532-32339-4
【価 格】2000円
■ハイパーネット
インターネットを見る時に画面の端に「ホットカフェ」という広告画面を出すことで接続料を無料にするというビジネスモデル。ただしユーザーの属性や居住地などの個人データによってターゲティング広告をすることができます。今では当たり前ですが20年前に実施していました。興味をもったのがビル・ゲイツで来日した1996年12月に面会し買収を提案されますが、結局は立ち消えとなります。
■Yahoo!Japan
1996年4月1日 15時20分にスタート。米ヤフーにならってカテゴリーをABC順に並べたため「アート」の下に「ビジネスと経済」「コンピュータとインターネット」「教育」と続きました。
■企業成長の1対3の法則 CCCの増田社長
10店を開くと30店への展開が見えてくる。実際に30店になれ100店が見えてくる。お客さんの数も10万人までいけば30万人がみえる、30万なら100万。その度に違う世界に入っていくので、そこに備えて準備しておかないと次には移れない。これがスタートアップを成長の軌道にのせる鉄則。
■楽天市場
1997年5月1日スタート。13店舗でスタートしたうちの8店舗は三木谷社長の個人的なコネ。秋葉原ツクモ電機、伊勢志摩新鮮市場、うなぎ はいばら、紀州みなべ梅干し、トヨタ西東京カローラ。初日の取引高は32万円で18万円は三木谷社長が自分で買ったもの。トヨタは留学生仲間のツテで頼み、トヨタの名前が入ることで信用力アップを狙いました。
戦争型 赤字を垂れ流しながらもユーザーを獲得していき替えの利かない存在となる。アマゾンなど
戦闘型 相手の顔が見える局地戦。商談を重ねて少しずつ領土を拡げる。
三木谷社長は戦闘型から入って、いずれ戦争型へのスイッチを考えていました。
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